20220929|ほしぶね音合わせ

この2日間、湖北で音合わせです🎧
今日は、木之本スティックホールにて。

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🌟 星舟ライブツアー2022
・10/2(日)フレンテホール スタジオf(兵庫・西宮)
・10/23(日)中川能舞台(滋賀・長浜) 
・11/6(日)the photograph Umore(京都・桂) 
・11/20(日)100BAN HALL(兵庫・神戸)
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20220918|あそばな秋まへん

九州にいる台風が気になりつつも、神戸は朝から晴れ晴れとしていたため、今日は京都へ。

午前中は、気になる服を取り置きして頂いてるお店に行き、バイヤーさんが大分の佐伯出身(延岡のお隣の市)だったため、話が盛り上がりました。

お昼からは宝ヶ池に移動して、子どもを中心としたイベント「あそばな秋まへん」へ。このイベントには、僕が京都で知り合った陶芸家や写真家、パンを作ってる方、友人のお子さんたちなども出店していて、とても楽しかったです。

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メインイベントは、造形作家のtupera tuperaさんのステージ。色々ゲストが登場しながら、それぞれのストーリーを作っていくパフォーマンスは、このユニットでしかできない世界観があって、流石だなぁというところ。

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個人的には、今回hoshibuneのデザインを担当してくださった山下麻里さんが、このユニットの絵本「モノモノノケ」を出版されてたり、2018年にトリオツアーの文章を担当して下さった坂口麻衣子さんとも繋がっていて、ライブ前にお話することが出来ました○

夕方には、一乗寺の恵文社さんへ。独特の歴史を持つ本屋さんで、大変お世話になっております。ここのCDコーナーには、これまでトリオのアルバムを置かせて頂いてたのですが、今回ソロのCDも販売させて頂くことになりました!
また、10月11月のhoshibuneツアーのチラシも置かせて頂いてます○

20220916|ほしぶね音合わせ

神戸から片道約2時間半。湖北へは来るのは何回目でしょうか。時刻表も覚えてきて、今月はあと2回行きます。

◾️木之本スティックホール
10月2日からライブを控えるhoshibune(ほしぶね)ですが、今日は3年前にライブをした木之本のスティックホールにてリハ。確かあの時は道が見えなくなるほどの雪景色だったため、晴れた日の駅の感じが新鮮に感じました。ホールに入ってからは、館長の加藤さんともしばし談笑して、3時間のリハがあっという間に過ぎました。

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◾️弥吉
普段の音合わせは、余呉にある弥吉という古民家でしています。弥吉は、これまで谷川俊太郎さんや谷川賢作さんの企画をされたり、ここで五島さんが収録した賢作さんのアルバムを学生時代に聴いていたりしていました。それが巡り巡って、鮎子さんとの出会いで普段から使うことになるというご縁。

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◾️境目を行き来する
ツアーで取り上げる予定の曲は、僕が前から温めてきた「うた」たちです。それを鮎子さんが歌うことで、さらに世界が広がっています。
ここでいう「うた」とは、歌詞が有る / 無い、声で歌う / 楽器を奏でる、の境目を行ったり来たりするソングのことを指しています。いわゆる「歌がメインで、ピアノが伴奏」ではなく、同時並行的に動いたり、一緒に奏でたり、お互いが絡み合う音楽を作っています。

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◾️うたと気分
楽譜もあるようで無いみたいなもので、音の流れは即興です。だから、その時その場で感じられる「うた」の声をいかにキャッチして、いかに奏でるか。ここがこのユニットの醍醐味です。今日のリハを通して、さらに"ほしぶね"の音世界と物語が積み上がってきました○

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🌟 星舟ライブツアー2022
・10/2(日)フレンテホール スタジオf(兵庫・西宮)
・10/23(日)中川能舞台(滋賀・長浜) 
・11/6(日)the photograph Umore(京都・桂) 
・11/20(日)100BAN HALL(兵庫・神戸)

 

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20220914|かなでやきっとレコーディング

火曜日は、主に鹿児島で学校公演などの活動をしている徳田豊志さんとのユニット「かなでやきっと」のレコーディングでした。

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1作目は鹿児島・みやまコンセールにて、2作目は兵庫県加東市のコスミックホールでの録音となりました。
録音は前作から担当の五島昭彦さん、調律はこのプロジェクトでは始めてお願いする鈴木優子さんのいつメンです。

◾️録音と調律
リコーダーとピアノの録音には、楽器の音量差もさることながら、奏者自身の音量コントロールも関わってきます。そこに、舞台上自体が楽器のように響くコスミックホールの特性も相まって、立ち位置が数センチ変わるだけで音楽が変わってしまうくらい本当に繊細な作業に向き合わなければなりません。

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五島さんは、無指向性の2本のマイクとピアノの補助マイクのみで、徳田さんの心の動きや僕のアレンジの意図まで汲みながら音を録ります。ここが、僕が五島さんとタッグを組んで一緒に音楽づくりをしている所以のひとつでもあります。

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調律を担当した優子さんは、コスミックホールのピアノ調律が約1年半ぶりというのもあり、ピアノの声を聴くのに初めは難しさを感じていたようですが、レコーディングが進むにつれて次第に音が開かれていき、ピアノの力を最大限引き出してくださいました。

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◾️1作目のアルバム『縁』
このユニット名義のアルバムには、学校の教科書に載っている唱歌・民謡、実際の学校のチャイムやこどもたちの声、アルバムのために書き下ろしたオリジナル曲、2人の縁のあるインドネシアの曲などに焦点を当てた1作目『縁(えにし)』があります。

◾️2作目のアルバムコンセプト(ちょっと込み入った話)
2作目は、1作目と同様にいわゆる「有名曲」を中心に扱っていますが、有名であればあるほどカバーする難しさがあります。そこに僕がやりたいアレンジを詰め込みました。特に近年テーマにしている「アジアとしてのメロディー・ハーモニー・リズム」や「うたと気分」といった物語をふんだんに盛り込み、徳田さんに無理難題を吹っかけながら、即興と書き譜をいったりきたりしました。

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◾️みんなで作る作品
基本的に僕のプロジェクトでは、作品作りにおける音楽家と録音技師・調律師の区別はありません。そう言う意味では、まずは音チームとして大変有意義な制作ができました。

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これから色々な作業がありますが、発売は秋ごろで、手売り・郵送(ネット販売も準備)での販売を予定しています。2人の培ってきた演奏の共有感や感性を是非感じとって頂けたらと思います🍵

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🌟星舟ライブツアー2022

🌟 星舟ライブツアー2022
・10/2(日)フレンテホール スタジオf(兵庫・西宮)
・10/23(日)中川能舞台(滋賀・長浜) 
・11/6(日)the photograph Umore(京都・桂) 
・11/20(日)100BAN HALL(兵庫・神戸)

お問い合わせ・ご予約は、各会場もしくは meisourecord@gmail.com(瞑奏録音) までお願い致します。
※メールの場合、①お名前 ②電話番号 ③人数をご明記の上、お申し込みください。

主催・企画:瞑奏録音
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🚢 Sound Crew / 乗舟員
星の歌い手 木原鮎子
冬のピアニスト 日吉直行
舟上のベーシスト 小美濃悠太(*11/20のみ)
描き手 kennel
録音技師 五島昭彦
調律師 鈴木優子
乗舟員 お聴きくださる皆さま
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【DAY1】2022.10.2.sun フレンテホール スタジオf(兵庫・西宮) 

vocal 木原鮎子
piano 日吉直行

🕗 Date / 日時
2022年10月2日(日)
開場 13:30 / 開演 14:00

🏢 Place / 会場
フレンテホール
〒662-0911
西宮市池田町11-1 フレンテ西宮5F
[Access / アクセス]
JR西宮駅:南出口から徒歩1分
阪神西宮駅:市役所口から徒歩15分

🎫 Tiket / 料金チケット
大人¥2,500(当日¥3,000)|子ども¥1,000

☎️✉️ Contact / ご予約・お問い合わせ
0798-32-8660(フレンテホール)
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【DAY2】2022.10.23.sun 中川能舞台(滋賀・長浜)※満席近く

vocal 木原鮎子
piano 日吉直行

🕗 日時
2022年10月23日(日)
開場 13:30 / 開演 14:00

🏢 会場
中川能舞台
〒526-0036
滋賀県長浜市地福寺町8-29
[アクセス]
・JR長浜駅より徒歩15分、タクシー5分
・駐車場についてはお問い合わせください

🎫 料金チケット
大人¥2,500(当日¥3,000)|子ども¥1,000

☎️✉️ ご予約・お問い合わせ
0749-62-0630 / syougetukai@gmail.com(中川能楽堂)
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【DAY3】2022.11.6.sun the photograph Umore(京都・桂) ※満席

vocal 木原鮎子
piano 日吉直行

🕗 日時
2022年11月6日(日)
開場 13:30 / 開演 14:00

🏢 会場
the photograph Umore
〒617-0002
京都府向日市寺戸町八ノ坪121
[アクセス]
・JR「桂川駅」西口より徒歩10分
*イオン桂川店2Fを最南まで歩き、店外エスカレーターを降りる(10-21時以外はイオン内通過できません)
・阪急電車 「洛西口駅」東改札口より徒歩5分

🎫 料金チケット
大人¥2,500(当日¥3,000)|子ども¥1,000

✉️ ご予約・お問い合わせ
meisourecord@gmail.com(瞑奏録音)
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【DAY4】2022.11.20.sun 100BAN HALL(兵庫・神戸) 

vocal 木原鮎子
piano 日吉直行
bass 小美濃悠太(ゲスト)

🕗 日時
2022年11月20日(日)
開場 13:30 / 開演 14:00

🏢 会場
100BAN HALL
〒650-0033
神戸市中央区江戸町100番地高砂ビル2F
[アクセス]
・三宮駅(JR・阪急・阪神)から徒歩7分

🎫 料金チケット
大人¥3,000(当日¥3,500)|子ども¥1,000

☎️✉️ ご予約・お問い合わせ
078-331-1728 / hall@100ban.jp(100BANホール)
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📃 profile / プロフィール

日吉直行 - 冬のピアニスト -

『皆さん、要注意です。柔和な頼りなさそうなこの顔にだまされないでください。この男、いったん弾かせると「おぬしなかなかの使い手 油断ならぬな」に豹変します。』(文:谷川賢作)

1986年宮崎県延岡市生まれ。ピアノから紡がれる枠に囚われない自由な発想と音遣いは、即興と作曲の境目を漂いながら、ご縁のある各地で ”ありそうでなかった音楽” を奏でる。
高校時代より演奏活動を始め、神戸大学発達科学部人間表現学科1期生として入学後、同大学院修士前期課程修了(芸術修士)。特に音楽哲学や即興、現代音楽に深く付き合ったことが現在の活動の下地になっている。2012年、谷川俊太郎氏の息子・音楽家 谷川賢作氏と録音技師 五島昭彦氏との出会いを契機に、様々な編成でのライブ、ジャズフェスティバル・TVやラジオ番組への出演、ドキュメンタリー映像の音楽を担当したほか、美術、文学、舞踏、生け花などの異ジャンルとの共演・共作を行う。
2019年に自身の音楽活動の柱として自主レーベル「瞑奏録音」を立ち上げ、ピアノソロ企画、日本を代表する即興演奏家 芳垣安洋・水谷浩章両氏とのユニット、ピアノとベースやピアノと歌などの様々なユニットでのライブ活動など、多岐にわたる演奏活動を繰り広げている。
また、法哲学者 那須耕介氏との音楽対談企画、イラストレーター・デザイナーなどとの共作、即興演奏と生音の空気感で曲と音を紡いでいく結婚式演奏、音楽療法に関わる企画のほか、大学での講義や小・中学校での演奏公演などを通じて音楽の学びや教えを広めつつ、その可能性を広げる企画や作品作りに積極的に注力し続けている。

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木原鮎子 - 星の歌い手 -

新潟県の雪深い山育ち。
6人きょうだいの5番目。
3人の男の子の母。

幼少の頃から好きだった歌を学ぶため19歳の時に渡米。 
帰国後は京都に拠点を移し、以前より興味のあったJAZZを溝口恵美子氏に師事し本格的に学び始める。

数年後にJAZZシンガーとしてデビュー。
のびのびとした澄み切った歌声は、老若男女を問わず幅広い世代に受け入れられ、その後関西を中心に全国各所でライブを行うようになる。その傍ら、結婚式場での聖歌隊、北島三郎や舟木一夫のバックコーラス、個人や劇団の歌唱指導など多方面で歌の活動を広げる。

2011年 滋賀県湖北に拠点を移し田舎暮らしを始める。
2012年 ファースト・アルバム「SEASONS」を全国発売。

現在はライブ演奏に加え、個人のボイストレーニングや歌唱指導を行うほか、ママさんコーラス「ココオト」やおばあちゃんコーラス「かえでグループ」の合唱指導、さらには子どもコーラス「うたごえキッズ」を立ち上げ、年齢を問わず歌や音楽の楽しさを教えることにも力を入れている。

畑仕事をしたり、旬のもので保存食を作ることが日々の楽しみであるとともに、豊かな自然と向き合い季節の変化を感じることが自身の音楽への大きな刺激になっている。

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小美濃悠太 - 舟上のベーシスト -

四本の弦から奏でられる舟上のメロディは、青い空気を纏いながら、未来へと伸びる。
実は、冬のピアニストとは"Bluemanship"というバンドを組んでいる。

大学進学後、本格的にジャズを学び始める。在学中から演奏活動を開始し、現在は東京を中心に首都圏全域で活動している。日本を代表する数々のジャズミュージシャンとの共演を重ね、ツアー、レコーディングへの参加は枚挙に遑がない。またジャズ以外のフィールドでも、ブラジル音楽をはじめとするワールドミュージックの分野からも信頼されている。

ヨーロッパのアーティストとの親交が深く、2017年にはポーランド人ドラマーAlbert Karchとの共同プロジェクトで日本ツアーを成功させた。

2018年にはCopenhagen Jazz Festivalに自身のカルテットで出演。また帰国後も再び日本ツアーを成功させた。同年、Copenhagenで出会ったLo Ersare(vo,banjo)、旧知の大森聖子(piano)とともにレコーディングおよび日本ツアーを行い、2019年にはコペンハーゲンでのレコーディングを行い、11月にフルアルバム”tiny big”をリリース。ジャズベースを山下弘治氏、アルコ奏法を高西康夫氏、斎藤輝彦氏に師事。

📢ユニットの結成とライブツアーのお知らせ

冬のピアニストと星の歌い手。

歌い手の木原鮎子さんと ”hoshibune(ほしぶね)” というユニットを結成しました!

2019年に、滋賀・木之本スティックホールで初コンサートをして以来になるのですが、これまでに鮎子さんの住んでいる余呉で音作りをしてきて、今回10月から11月にかけて関西4箇所のライブツアーを予定しています。最終日の11/20は、僕とBluemanshipというユニットを組んでいる小美濃悠太くんをゲストに迎えて、3人で音を重ねます。

お互いの音楽への向き合い方と音楽づくりへの熱の高まりがさらに増しています。鮎子さんの歌声が素晴らしいのは言うまでもないですが、3人目のお子さんも生まれた感性の変わりやすい今の時期を、音楽と共に過ごす楽しさと面白さでいっぱいに出来たら…と思ったのが企画のきっかけです。

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🌟 星舟ライブツアー2022
・10/2(日)フレンテホール スタジオf(兵庫・西宮)
・10/23(日)中川能舞台(滋賀・長浜) 
・11/6(日)the photograph Umore(京都・桂) 
・11/20(日)100BAN HALL(兵庫・神戸)
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メインビジュアル・ツアーロゴ・チラシデザインは、福岡在住の山下麻里さん。彼女とは実はニューヨークで出会った友人を介して知り合い、僕の好きな絵本『鳥たちは空を飛ぶ』の装幀・出版会社のアリエスブックスを主宰されています。2021年に配信限定ピアノソロアルバム『冬樂奏』のデザインも担当して頂きました。

今回は、息子さんとのユニット kennel(ケネル)名義で、僕らのライブ音源を聴きながら、そのイメージからキャンバスにアクリルで描いた絵をデジタルに落とし込んで制作。実際に作品になるまでに時間をかけたのですが、ひとたび絵を見るだけで音楽が聴こえてくる、そして僕らの存在を凌駕する感性とエネルギーがたっぷり込められています。今回のツアーの音楽世界はこの絵から始まります。各会場で御覧になったり、ライブ情報を送らせていただいている皆様には郵送をする予定ですので、ぜひ手に取って頂きたいと思います。

またサウンドクルーとして、いつも僕のプロジェクトを担当して頂いており、僕と鮎子さんを繋げて下さったタイムマシンレコードの五島昭彦さんと調律師の鈴木優子さん(10/23を除く3会場)のお2人、フレンテホールの衣川夫妻・中川能舞台の野上さん・Umoreのゆうちゃん・100BANホールの李さんをはじめとする会場関係者、そして聴きに来てくださる皆さま(乗舟員)と紡ぐ物語でもあります。
どうぞ、”ほしぶね” の世界を体感していただけたらと思います○

詳しい情報は、こちらから↓

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💫 hoshibune(ほしぶね)
冬のピアニスト 日吉直行 - piano
星の歌い手 木原鮎子 - vocal
ご縁のある各地でありそうでなかった音楽を奏でる日吉直行と、星のように煌めく歌声で主にジャズのフィールドで活動している木原鮎子のデュオユニット。
ジャンルの壁を越えたチャレンジをモットーに、日本語や英語の歌詞のある曲から歌詞の無い曲まで、等身大の感性による選曲と作編曲、そして即興演奏の入り混じった音楽が奏でられる。
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🌌 星舟の物語
舟を漕いで星を渡る人たちがいます。
それぞれ枠に囚われない自由な発想を持ち、星のように煌めく、独自の「こえ」を携えています。
もし彼らに会ったら、理解をしようとしたり、意味を追いかけるのではなく、ただただ音の流れに身を任せてみてください。
すると、まるで星の欠片を掬うように、周りにうたが集まる ー ありそうでなかった音楽 になるのです。
そんな冬のピアニストと星の歌い手が紡ぎ出す "ほしぶね" の物語。

Ayuko Kihara × Naoyuki Hiyoshi - O Holy Night (Live at Kinomoto Stik Hall)

Ayuko Kihara × Naoyuki Hiyoshi - Silent Night (Live at Kinomoto Stik Hall)

Ayuko Kihara × Naoyuki Hiyoshi - Hallelujah (Live at Kinomoto Stik Hall)

20220821|昨日は久留米へ、今日は三田へ。

金曜と土曜は、打ち合わせに久留米(ほぼ佐賀)の光風会病院へ。ホールに行ったら、徳田さんちのガレージに眠ってたアンクルン(インドネシアの竹楽器)が並んでました。壮観🎍

日曜は、三田で合唱団とのリハーサルでした。


9/4に、兵庫県三田市で活動されている女声合唱団Stellaさんの定期演奏会のジャズステージに出演させていただきます。指揮者の西岡先生とは、以前豊中少年少女合唱団の演奏会での共演以来でして、物腰柔らかでありながら、新しい音楽を作っていく気概にあふれていて、自由な僕らの演奏も受け止めてくださる懐の広さがあります。

演奏曲は、Bob Chilcottの『Jazz Songs of Innocence』という組曲で、ウィリアム・ブレイクの詩の世界を、8ビート、バラード、ジャズワルツ、ルバートなどのジャズスタイルで表現した全6曲からなります。

同じ作曲者の他のジャズスタイルの合唱曲もそうなんですが、作曲者の指示に「the pianist can improvise freely around the given lines.」とあります。もちろん原曲へのリスペクトがあるのが前提ですが、合唱に合わせる演奏でもなく、コンボの演奏に合わせる演奏でもない、このときこのメンバーで音楽を作ることに向かっています。つまり、合唱曲というフォーマットとジャズスピリッツをどこまで近づけられるか、お互いにどこまで自然に自由にできるか、というのが大きなプレイコンセプトになります。

曲の屋台骨が「Song / 歌」なのは合唱もジャズも一緒で、イントロ1つをとっても楽譜通り弾かなかったり、毎回新鮮に感じるように演奏することを心がけています(尺やスタイルは固定していますが)。

今回一緒に演奏するメンバーは、このシリーズをいつも担当していただいている伊波さんと、初めて一緒に演奏する美保さんとのトリオです。緊張感も含めて楽しかったですね○
約2週間後ですが、楽しみです!

【Concert】9月4日(日) 女声合唱団Stella 第9回定期演奏会 @ 郷の音ホール大ホール(兵庫・三田)

指揮:西岡茂樹
ピアノ:武知朋子・田附彩織
ゲスト出演:日吉直行ジャズトリオ
piano 日吉直行
bass 坂井美保
drums 伊波大輔

賛助出演:混声合唱公募の皆様、豊中混声合唱団有志

🕗 Date / 日時
2022年9月4日(日)
開場 13:30 / 開演 14:00

🏢 Place / 会場
三田市総合文化センター 郷の音ホール大ホール
079-559-8100
三田市天神1丁目3-1

🎫 Tiket / チケット
¥1,000

☎️ Contact / お問い合わせ
09085292432(山内)
stella3da@gmail.com

【配信アーカイブ】Naoyuki Hiyoshi ライブアルバム "No Winter" 発売記念コンサート at 100BAN HALL

🎫 WEB視聴チケット

¥2,000 (配信チケット) ¥3,000 (+お気持ち¥1,000)¥5,000 (+お気持ち¥3,000) 
チケット販売:2022年8月31日(水) 23:59まで
ご視聴期間:2022年8月1日(月) 〜 2022年12月31日(土)
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⛵️ Sound Crew
piano:日吉直行
illustration:ナカガワ暢
recording:五島昭彦
piano tuning:鈴木優子
movie switching:小倉直也
special thanks:FUSHI COFFEE ROASTERS
主催・企画:瞑奏録音
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📃 プロフィール
日吉 直行|音楽家・ピアニスト・作編曲

『皆さん、要注意です。柔和な頼りなさそうなこの顔にだまされないでください。この男、いったん弾かせると「おぬしなかなかの使い手 油断ならぬな」に豹変します。』(文:谷川賢作)

音楽家。1986年7月30日、宮崎県延岡市生まれ。現在は兵庫県神戸市在住。
ピアノから紡がれる枠に囚われない自由な発想と音遣いは、即興と作曲の境目を漂いながら、ご縁のある各地で ”ありそうでなかった音楽” を奏でる。
7歳で音楽に出逢い、9歳でピアノを始める。当時はクラシック音楽を中心に演奏していたが、一方で即興で自由に弾くことが大好きで、中学時代にポップスに興味を持ち、高校時代にジャズに影響を受けた音楽活動を始める。2005年に神戸大学発達科学部人間表現学科1期生として入学後、若尾裕(音楽学者)・田村文生(作曲家)両氏のゼミに所属し、特に音楽哲学や即興、現代音楽に深く付き合う。2012年、神戸大学大学院人間発達環境学修士前期課程修了(芸術修士)後、谷川俊太郎氏の息子である谷川賢作(音楽家)氏と五島昭彦(録音技師)氏との出会いをきっかけに、1stアルバム『into the Air』(2012, Time Machine Record)を制作。これまで、6枚のオリジナルアルバムを制作している。
これまでに、NHK神戸のTV番組『ジャズライブKOBE』への出演、北欧のジャズミュージシャン来日ツアーでのオープニングアクト演奏、ジャズフェスティバルでの演奏、AIと即興演奏をテーマにしたトークライブへの出演、文学・絵画・詩・舞踏・生け花といった音楽以外のアートとの共作、合唱との共演などを行ってきた。また、御嶽山をテーマにしたドキュメンタリー映像『おやまに生きる』(2019,長野朝日放送)の音楽を担当。
演奏活動として、ピアノソロ『冬樂奏』企画、日本を代表する即興ミュージシャンの芳垣安洋(drums)・水谷浩章(bass)両氏とのユニット「Naoyuki Hiyoshi TRIO "彗平線"」、木原鮎子(うた)・小美濃悠太(ベース)・宮崎真司(ギター)・浅井良将(サックス)各氏とのユニットなど、様々な編成でライブを行っている。
また、自身の音楽活動の柱として2019年に自主レーベル「瞑奏録音」を立ち上げ、故・那須耕介(法哲学者)氏との音楽対談やイラストレーターやデザイナーなどのジャンルを越えた表現者との共作を積み重ねている他、フォトスタジオ the photograph Umore(京都・桂川)での即興で曲と音を紡いでいく結婚式演奏、光風会病院(佐賀)での音楽療法に関わる企画など、音楽の可能性を広げる企画や作品作りにも注力し続けている。
さらに、神戸大学での特別講師や鹿児島・インドネシアで音楽教員を務めた徳田豊志(リコーダー)氏との「かなでやきっと(奏屋吉豊)」による小・中学校での演奏公演を通じた音楽の学びや教えを広めつつ、音楽について様々な角度から探求している。

20220727|Bluemanship航海記録②

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◆久しぶりの東京
小美濃くんとのユニット"Bluemanship"。5月末のライブに引き続き、6月は東京2DAYSでした。前日に東京入りし、田園調布でリハ。神戸でのライブで気になった音場のことやセットリストを見直して臨みました。

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◆江古田から越生へ
今回お誘いして下さったのは、江古田音楽化計画の樋口さん。小美濃くんとも顔馴染みで、以前にも企画にお誘いして頂いたこともあり、毎週のように企画されている埼玉県の越生にある山猫軒に出演する運びとなりました。樋口さんは、即興〜新しい音楽の企画を、文字通り「人生をかけて」行っています。音楽が人生とともに在るのを間近で見ると、自然とアツい想いが込み上げて来ます。

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◆身体に音を入れる / 入れない
山猫軒までは都内から車で移動。マニアックな話になるのですが、いつも僕は演奏前に音を身体に入れるのが嫌で極力避けます。それは(即興)演奏中にアタマとカラダを空っぽにして音に対峙するためでもあるし、時間をかけて身体に音を透す感覚を大事にしているからでもあります。小美濃くんも僕と一緒のようで、音楽をかけずに話声と外の音だけで数時間楽しく向かいました。話で言葉を紡ぐことは充分音楽をしていることだと知っていて、もし話し過ぎるとまるで演奏後のように、ぐったりしてしまうことも分かっている、そんな気持ちが伝わってきて嬉しかったです。

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◆山猫軒
山猫軒の周りは山に囲まれていて、鳥や虫の声が聞こえてきます。もちろん猫もいます。特に音と人に慣れているようで、音を出しても平気な様子。
部屋にはグランドピアノがあり、店主の南さんやちほさんチョイスの本やCDがある素敵な音空間。樋口さんが企画するのも納得の場所です。実は南さんは京都出身の写真家で、大友良英さんとのユニットなどでも活動しています。個人的に最近は、どうやら音楽を「撮る」写真の方とのご縁があるようです。

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◆演奏の"鮮度"
今回の東京選曲は、順番は変わるものの固定でした。それはお互いの音を深めるためであると同時に、どこまで「聴いたことの無い音に手をかけるか」へのチャレンジでもあります。連日同じ曲に接していると、イメージが固定化されていく感覚と慣れというものが多少なりとも出てきます。もちろん、これは有りがちな話なのですが、即興演奏の肝である"鮮度"に関わってくるのです。つまり、鮮度が高ければ音は生き生きとします。僕はまさに、この"鮮度"を音楽の中心に据えていて、ベースとピアノという編成の誘惑や罠を掻い潜りながら、順調な航海の旅に出れた実感がある、そんなライブでした。

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