20200426|おみのくんとの遠隔セッションとお知らせ

先月の配信ライブやオンラインを使った企画などひと通り試しているこの頃ですが、今日は神戸と東京を繋いで、小美濃くん(ベース)とNETDUETTOを使った遠隔セッションをしてみました。

結論から言うと、「現実的ではない」です。

今回のセッションに至るまでの準備やセッション中に起こったこと、そして終えてみて感じた実際の演奏の感覚との違いやテクノロジーと音楽についての考えなどを、トーク企画として配信予定(ラジオみたいな感じ)ですので、改めてお知らせ致します○

ちなみにおみのくんの写真は、違う惑星でやり取りする感覚ってこんな感じなのかなと想像しながら、撮ってました。テクノロジ〜。f:id:naoyuki0730:20200426212157j:imagef:id:naoyuki0730:20200426212201j:image

20200423|日めくりながら時を止めて

昨日、お友達から届いた手作りの「日めくり文庫」。f:id:naoyuki0730:20200423130449j:image

届いた翌日から始まるように気が利いている。でもきっと真面目に文章を読んだり日めくれないから、その時は触れるだけでもいいかなと思っている。

これからについて考える日々。

特に音楽をしているときに、時間には「もとに戻る」矢印が無いことを実感します。

思いがけず違う世界に変わったことを受け入れて、もうもとには戻らないと振り返ることもしない自分と、どのような変化を受けても変わらずに存在し続けることを考えている自分とが、ごちゃ混ぜになっているのがよく分かります。

そんな中、日をめくりながら時を止めて、思考を止める。

そうすると、このささやかな贈り物は、自分の周りに起こる様々な機微を気づかせてくれると同時に、感覚の鮮度を保たせてくれます。

△|音源動画の公開|▽

【音源】Hiyoshi Naoyuki Trio "彗平線" - Polyversal -

Hiyoshi Naoyuki - piano, composition
Mizutani Hiroaki - contrabass
Yoshigaki Yasuhiro - drums

Goto Akihiko - recording
Nakagawa Non - illustration
©2020 瞑奏録音
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芳垣さん、水谷さんとのトリオ”彗平線”の2019年8月25日の”Polyversal”というオリジナル曲の音源を公開しました。
この音源、初めはお蔵入りにしようと思ってたんですが、今の状況になって音楽の灯火を消さないこと、ひとつひとつのライブには様々なチャレンジがあることを知ってもらうこと、そのために貴重な資料として聴いて頂けたらという思いを込めて、公開しました。
録音場所になっている渋谷クラシックスは、ちょっとした立ち位置や楽器の向いてる角度で音が変わる音場なので、毎回試行錯誤を繰り返しています。特にベースの音を生音で成立させるための工夫が必要で、この日はお互いのモニターのためにかなり近寄って録ったことや、曲の後半に向けて全体の音量が上がったときのベースの音量感などがそのまま録音に反映されている、ある意味貴重な音源になりました。
また、ここが一番重要なのですが、このテイクの活気のある音をそのままお蔵入りにするのはもったいない、特に後半に向けてぐっとエネルギーが動いていく、即興演奏の醍醐味でもある心の動きや音の力をその場にいるように感じられること、その「今」の瞬間にだけフォーカスする感覚というのを是非お聴きください。
ナカガワノンさんの「彗平線」をイメージした水彩画と「同時に違う方向へと飛び立つ様」を描いた”Polyversal”というタイトルの意味も合わせて、感じていただけたらと思います。

△|YouTube動画の公開を5つほど|▽

4/1に100BANホールにて、無観客状態で行われた盲導犬チャリティーコンサートのピアノソロの動画を公開しました。

いつもはiphoneFacebookアプリから直接配信をしているのですが、その時にステレオではなくモノラルで配信されてしまうため、今回はPCを経由した配信をテストしてみたところ、なぜかリミッターがかかった音が配信される状態になってしまいました(なぜなのかよく分かりません)。

音楽におけるモノラルとステレオの歴史は面白くて、そこに音楽レーベルと録音技術が密接に関わっていたりします。また、これまで様々な録音形態が生まれたり、科学技術の向上とともに音楽における録音の役割も時代によって変化していきます。

僕は音楽家の方向から録音や技術とどう向き合っていくのか考えていますが、それはいつも技術家の方向と対極にあるのではなく、いろんな形で取り組み合える「創作活動」なのだと考えています。それは目下のところでは配信やオンラインが活動の場であるし、今後はVRや5Gまで含めた技術を使った表現になっていくのでしょう。そこに音楽家と技術(家)はどうあるべきか。特に最近はそんなことを考えながら配信や演奏に取り組んでいます。

今回の4/1の演奏は録音技師の五島さんが録音していましたので、改めてYouTubeで公開し直すことにしました。すべてオリジナル曲で即興演奏で曲が変化していきます。2014年頃に作った"水面鏡"や"はばたき"、アイスランド語で滝を意味する"foss"、Maboroshiという曲のモチーフを使ってできた曲"まぼろし"、先月末に作った"tobali to hibari"(とばりとひばり)の全5曲です。是非お聴きくださると嬉しいです〇
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Hiyoshi Naoyuki - "水面鏡"

Hiyoshi Naoyuki - "foss"

Hiyoshi Naoyuki - "はばたき"

Hiyoshi Naoyuki - "まぼろし"

Hiyoshi Naoyuki - "tobali to hibari"

20200401|ライブ配信を終えて

今日お昼は、お昼の盲導犬チャリティーコンサートの演奏でした(配信動画はこちら↓)。
https://www.facebook.com/100BanStudio/videos/513413192665837/

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先月はYouTubeの配信にチャレンジして、今日はFacebookでの配信に気軽にチャレンジしました。まずはこのような機会があることにただただ感謝、そして聴いてくださった方々ありがとうごさいました!

このチャレンジには、音楽の発信に関わってくださるみんなの発想と思いがあります。今回は李さん、五島さん、向井さん。少なくともアーティストだけではできないことである(でもアーティストが言わないと始まらないこともある)と痛感します。

音楽を取り巻く状況は変わりました。

今は、会場側・主催側・アーティスト側・イベントに関わる側・聴いてくださる側、どの立場にとっても、新たな表現の場や技術向上の場としての経験を積み重ねていくことができる貴重な時期と捉えています。無観客でのライブ、ネット配信でのライブ、オンラインレッスンなどが今は『当たり前』だと考え、僕みたいな個人レベルでもできるあらゆることをチャレンジしていこうと、音楽の可能性を探る寧ろいい機会だと、タッグを組んでいる録音技師の五島さんや瞑奏録音企画に携わってくださっている方たちとスピード感を持って日々を過ごしています。

特にピアノのような生音楽器を表現の主としている者にとって、通常ライブができない今ネット環境で音をやり取りすることになるですが、肝心の生音や空気感をどのように届けるのかが最大の課題になります(いい音とは何かという議論は置いておきます)。今回の配信もそこに対するチャレンジがありました。

また、iPhoneiPadYouTubeFacebookInstagramなどで配信する際の技術の課題もあったり、お金の生み出し方や資金の調達、宣伝の仕方など課題は山積みです。しかし、様々なサービスや技術の情報がある程度入ってくるようになり、組み合わせたり自分たちで進めたりしながら、ひとつずつフィットさせていこう、悩む暇があるくらいなら手を動かす、頭を動かす、そういったところでしょうか。

次の企画に向けて動いていますので、またお知らせします○

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以下は個人的な感覚についてです。

今日換気のために窓を開けていたのですが、雨降りということも相まってか、湿気によるピアノの状態変化、寒さや風による自分の身体変化がライブ中ずっとありました。後半にかけてカラダがずしーっと重くなっていく感じです。

また演者側には一番重要なことかもしれませんが、(ほぼ)無観客の状態での演奏は、どこに気持ちを置くのかが難しいということです。レコーディングと状況は変わらないし、カメラの意識もさほど変わらないと思いますが、こういう世の中の重たさをついつい考えてしまうことも影響しているのか、空気の違いを感じました。

今日の配信では、このあたりで戸惑っている演奏がご覧頂けます、。思考と感覚は、やっぱり身体を通して繋がっています。即興という行為はまさにその身体性そのものであると、改めて実感しました。また、この思考と感覚を磨くこと、自分の身体をよく分かること。まだまだ奥深すぎる。

レコーディング in 鹿児島②

徳田さんのリコーダーと言えばまずはその音色の豊かさにあるんですが、細かいところでのブレスやピッチのコントロールなど、リコーダーという一見簡単そうな楽器の実は難しいところを見事に表現されます。でも1番はその豊かな音楽の感受性にあります。それが音に表れているところがとても好きなところです。

枠に囚われない考えと底無しのバイタリティにはいつも驚かされますが、アートに対する考えや音楽にかける熱意を深いところで共有している実感があります。

出会って以来、様々な会話も交わしてきました。
音楽を学ぶことについての話をしたり、一緒に音を重ねたりしてきました。親と子供ほどの年齢差がある中でも同志として接して下さることは貴重すぎる交流です。今回のアルバム制作には、積み重なった信頼と空気をたっぷり詰め込みたいと思っています。

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ここからは個人的な話です。
僕は普段オリジナル曲を演奏していますが、このユニットの時は音楽の時間に扱われるようなジブリの曲や往年のポップス、童謡や民謡を弾いています。これらの曲には王道になってきたようなピアノプレイがあるんですが、それを感覚的に僕なりの即興演奏をしながら向き合っています。

それは体調や思考とも繋がっていて日々変化していくものですが、プレイするたびにその曲のコアにピントが合っていく感覚があります。特にそのスパンが年々短くなっていくのをここ数年感じています。

レコーディングの休憩中に調律師の後野さんから、「音に浸かっているみたいで気持ちいい」と言葉を頂きました。まさに自分のプレイ中の感覚でもあり、それが聴き手にも一致してきたことで自分の成長を感じられる瞬間でもありました。

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そんな気持ちを抱えながら、五島さんや後野さんのような音楽の技術者たちと仕事をすることによってお互いの腕が磨かれていくと同時に、感性で仕事をする特権というかご褒美になるのは、作品を作り上げるこの豊かさと幸せをたくさん受け取ることができることです。これは何にも替え難い、自分へのプレゼントとしても、いつも感謝しながら受け取っています。

そして次は色んな方への贈り物として、今回のアルバムを完成させること。夏頃にお届けできたらと思います○

レコーディング in 鹿児島①

今回の鹿児島での最大のミッションは、徳田さんとのレコーディングでした。2人の共同アルバムとして制作しています。

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徳田さんについてざっくりご紹介すると、鹿児島・インドネシア日本人学校で教員として音楽教育に携わった後、谷川俊太郎さんや賢作さんなどのライブ企画をされる傍ら、リコーダー奏者として学校公演を始められました。その頃に賢作さんや五島さんの紹介で知り合い、ここ2・3年一緒に続けている学校公演やデモ音源制作、自宅でのライブなどで演奏を重ねてきて、満を持してのアルバム制作となりました。

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前日に録音担当の五島さんが鹿児島入り、翌日霧島にあるみやまコンセールの主ホールにて録音。みやまコンセールは有名なホールですが、その響きは素晴らしく、一音鳴らすだけで天然のリバーブ倍音の豊かさに吸い込まれそうになります。特にリコーダーの音のように生音の楽器は奏者本人が1番気持ちよくなる魔法の空間だったと思います。

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ピアノの調律は、みやまコンセールや徳田さんのお家のピアノも担当されている、後野さんでした。ずっと後野さんのお話はお聴きしていた中、今回初めて一緒に仕事をさせていただきましたが、すごく穏やかな方で丁寧な仕事ぶり。今回使用したスタンウェイのフルコンは後野さんがずっと手をかけていることもあり隅々まで特徴を把握。また年度末の調整も近かったことからこれ以上ない素晴らしすぎる状態・環境の中でプレイさせていただきました。

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録音担当の五島さんは、リコーダーの種類や曲調によってマイクの位置を微調整したりと言ったいつもながら簡単なようで到底真似が出来ない繊細な技術に加え、照明用のスタンドを使って約4メートルの高さから録ったりする珍しい技も投入してくるなど、毎回技術とアイデアを進化させてきます。極め付けは、ホールにごく微かに聴こえていた機器の電流の音を指摘し、鳴る音全てをキャッチするさすが耳の専門家という仕事ぶり。

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レコーディング2日目は、徳田さんのお家M's SPACEにて。去年インドネシアの楽器屋さんで買った練習用グンデルや笛・小物などを使い、みんなで即興。特に、徳田さんのお家にある手作り風鈴(音階付き)が風に吹かれながらいい音を出していたので、それ単体の音も収録。これで全てのレコーディング工程が無事終了しました。

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今回レコーディングした曲は全16曲にも及びます。その全てを一発録り、ほぼノー編集で収録予定です。とても集中と体力のいる時間でしたが、終わった後充実感に溢れていました。それに難なくついて来てる、寧ろ食い気味について来るみなさん。底無しの体力だなぁ。素晴らしいです。

△|YouTubeの動画公開|▽

3/7に配信させて頂いた動画の音声差し替え版を公開しました。前半のカメラの音声・最初と最後の話し声をそれぞれ録音を担当した五島昭彦さんの録音に差し替えました。


【音声差し替え】Hiyoshi Naoyuki "onsen / 音染" Solo Live

頂いた感想の中の中で多かったものが、「音が良い」「長く聴いても疲れない」でした。また「リバーブがかかっているのでは?」という質問がありましたが、一切手を加えていない(編集をしていない)、そのままの音です。五島さんの音と言った方が語弊がないかな。


それだけ人間には聴くのが難しい倍音やデジタル録音では捉えられない響きを録っており、ただアナログ録音がデジタル録音よりも良いということではなく、五島さんの録音の"技術"だからこそ撮れる音がそこにあります。


その根っこには、「音をどう聴くのか」という、実は音楽にとって最も基本的で難しい(難しくなってしまった)行為の哲学がたくさん詰まっています。それは録る技術がどうこうというものよりもずっと先にある、誤解を恐れずに言えば音楽家こそが聴こえていないといけないものがあると、一緒に仕事をしたり対話する中でずっと感じています。


そこに生音ならではの響きの豊かさや新鮮さ、プレイヤー自身の活気のある音や音楽がブレンドされることで(時には歯向かうことも含めて)、更に高まった音楽づくりを目指せると日々刺激しあっています。


ピアノにとっての調律という存在もそうです。普段から良く使う内部奏法は現代音楽の文脈では当たり前ですが、一般的にはピアノを傷つけると倦厭されます。ジョンケージ以降や即興演奏家たちがピアノの「可能性」を求めて取り組んだワクワク感、破壊的なものが実は調和するという発想、そして僕が考える現代のピアノ像、そういう眼差しを持って向き合っています。


是非その空気感を改めて感じて頂けたらと思います😊
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【最近の五島さんの活動】

日本センチュリー交響楽団有志によるwebコンサートの録音を担当しています↓

https://m.youtube.com/channel/UCiArdqZh7UNiJq8f-M7S6FQ

20200318|stay with the flow

福岡から坂口麻衣子さんが関西へ。昨年末の彗平線ライブのツアータイトルと文章を書いて頂きました。その時感じたまなざしと才能を次に繋げるこの3日間でした。

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月曜日、まいこさんと京都・恵文社の鎌田裕樹くんと僕らを繋げて下さった伴さんが加わり4人で先斗町百錬へ。其々が積み重ねてきたことを共有し、次の企画に向けて動き出しました。中でも鎌田くんが歴史のある恵文社で感じていること、そこに本や文学、アートに対する深さと熱意によって高まっていることに驚嘆。企画をするのがとてもとても楽しみです。

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火曜日から水曜日にかけては、まいこさんとmisaさんとさとしくんとの4人で会合。物理的な距離を越えて自分たちが培ってきた感性をぶつけ合う、そんな時間でした。写真を撮り忘れるほど会話に没頭(すみません)。こちらも次の企画へ走り始めました。楽しみ!

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流れが欲しいなら、自分たちで作ろう。そこに水を流して新しい支流を作る。音楽もその大きな流れのひとつであること、そしてその流れに身を任せることを噛み締めながら、歯車を回し始めた3日間でした。
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【皆さんの最近の活動】

坂口麻衣子さん
・まいこさんが街づくりで関わる福岡県那珂川市のことが「sotokoto online」で紹介されています↓
https://sotokoto-online.jp/1062

・インタビュー↓
https://hood-tenjin.com/2020/03/05/andyou_08/

 

鎌田裕樹くん
・「暮しの手帖」にかまたくんの書評が載っています↓
https://www.kurashi-no-techo.co.jp/honshi/c5_004.html

 

misaさんとさとしくん
・昨年お二人が貴船神社で挙げた結婚式の様子がゼクシィpremier "33歳以上が参考にしたい世界のリアルウェディング"のページのin kyoto編" に取材掲載されてます↓
https://zexy.net/s/mar/honshi/premier.html#buyArea

≡|配信ライブを終えて|≡

Hiyoshi Naoyuki "onsen / 音染" Solo Live、昨日YouTubeで配信させて頂きました。今からも視聴できます↓

配信URL|https://m.youtube.com/watch?v=Lh5_VITHUFw

生配信を見て下さった方々、コメントを下さった方々、ここに至るまで協力してくださった方々など、皆さんありがとうございます。まだお返事できていない方もいるのでゆっくり返させて頂きます。

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初めてのチャレンジでしたが、色んなことが起こりました〜。まずは直前でURLが変更になり申し訳ありませんでした。悔しいですが、研究しておきます。

映像に関しては、準備から本番まで自分たちで話し合いながらしていたこともあり、なかなか難しかったです(バッテリー切れはトラウマもんです)。

そして音声に関して(24:51〜25:22あたり)、
実は1曲目の途中までカメラの音声で配信されており、YouTubeの音量ピークに当たって五島さんの音声に切り替わるまでの時間がありました。これは、スイッチャーという画面切り替えで色々調整していたんですが音声の切り替えがうまくいっていなくて、動画にはその音量・音質変化が残っています(決して再生機器の不具合ではないです)。

この前後でカメラの音声と五島さんの音声の違いを感じて頂くのには、寧ろ良い機会なのではないかと思ったので、僕の判断でこの配信動画を残すことにしました。

また最初の方の声が聴き取りづらい、動画が終わるまで(始まりも)長い、その辺りも含めて音声を差し替えた「差し替え版」の編集にも現在取り掛かっているので、UPできましたらお知らせいたします。

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まぁこのように色んなことが起こりましたが、今コロナウィルスよりも気になるのは、自粛という言葉が広がっているこの"空気"です。自粛すればコロナウイルスが収束するのか?ただの先延ばしになっていないか?完璧な準備や対策なんてものはありえるのか?現場で想定外の連続しか起こらない即興音楽をやる身としては、高度な技術を駆使して完璧なモノを作る能力よりも、行き当たりばったりであることを肯定する気質の方がずっと大事です。実はその気質こそが今の世の中に1番不足している栄養素だと思います。

完璧なモノを作る能力を求めすぎると、それが壊れたときに立ち直れないほどの傷を負いかねません。むやみに貧しくなることを恐れすぎているのではないかと。一方でお金では得られない時間や知恵は、使い捨てのできない、代えのきかない、立派な贅沢なんだと思います。でも有限です。その限られた時間や知恵をもっと活用することで自粛という言葉をひっくり返す最大のチャンスなんだと思います。

アートは枠から外れることの大切さを教えてくれます。コロナウィルスとともに病のように感染したこの"空気"を、音で染めよう。音で染めたら音泉にでも浸かりながら、温楽をしよう。そして、行き当たりばったりで乗り切っていくことをよしとする空気をみんなが肯定的に感じるようになることで、その病を治せる特効薬になるのではないかと、そんな想いをこめて、onsen 音染という企画でやらせていただきました。

ここに至るまで、中止になったこと自体まず悔しいですし、音楽家やアートに関わる人みんなが今感じています。でも立ち止まらずに、こうやってスピード感をもって先に少しでも進められたのは関わって下さったみんなの気持ちでもあると思います。

今回の企画に携わった方はみんな無償です。このままずっと続けるわけにはいかないので、みんなで智慧を出し合って次のステップを考えていきます。

終わってから思ってた以上に見てくださってて、自粛で外に出れない方や病気を抱えて外出できない方にも届けられたのが嬉しいです。なによりも僕自身が音染に浸かってました♨️

onsen!

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演奏|日吉直行(piano)
配信の音と録音|五島昭
ピアノの調律|鈴木優子
イラスト|ナカガワ暢
ロゴとお手伝い|千種葉月
協力|100BANホール(李 祥太)

企画・制作|瞑奏録音
https://www.youtube.com/channel/UCZYpjTh_KeHrC2c9L1KeEIw