20230322|那珂川、ラジオ、学会での鼎談、音楽療法

先週は福岡4DAYSでした。f:id:naoyuki0730:20230322183146j:image

◾️那珂川
金曜は福岡県那珂川市へ。先月お会いした森重さんと那珂川探索。個人的に水のあるところへ行きたかったので、ダムや日吉神社など、水にまつわるところを巡りました。道中、新しくなったホールや昔ながらの喫茶店に立ち寄って、色んな話をしながら駅ビルへ帰ってきました。f:id:naoyuki0730:20230322183035j:imagef:id:naoyuki0730:20230322183044j:imagef:id:naoyuki0730:20230322183052j:imagef:id:naoyuki0730:20230322183059j:imagef:id:naoyuki0730:20230322183110j:imagef:id:naoyuki0730:20230322182907j:image

◾️ラジオ番組『onsen!』
駅ビルでは、音楽の人担当の僕、ことばの人担当の坂口麻衣子さん、謎を喰う人担当の森重裕喬さんの3人でラジオを収録。f:id:naoyuki0730:20230322182918j:imageタイトルは『onsen!』。音楽と言葉、そしてその先に広がる謎について、色々な領域をうろちょろするオリジナルのラジオ番組です。f:id:naoyuki0730:20230322182943j:image当初は30分くらいを目安に考えていたのですが、いつの間にか1時間話していました。それほど3人の居心地とバランスがよく、これから毎月那珂川で収録したいと思っています。今回のラジオでは、ジングルを自作したり、僕ら自身のこと、即興、台湾、駅の音楽などなどについて。とても面白いので、是非聴いていただけたらと思います!4月ごろ公開予定です○f:id:naoyuki0730:20230322182951j:image

夜は、hoshibuneでもお世話になっている山下麻里さんと映像作家の仲信達也さんも合流して、楽しい時間を過ごしました。f:id:naoyuki0730:20230322182844j:image

◾️学会での鼎談
土曜日はお昼から、麻里さんと色々な打ち合わせ。その後、パッパライライでお茶がてら今後の企画について打ち合わせ。夜は、精神科医の齋藤考由先生と日曜の企画について最終打ち合わせ。
日曜日は久留米へ移動して、日本臨床音楽療法学会の講習会にゲスト講演で参加しました。音楽家としての立場から、音楽療法という領域にどう関わるのか。僕なりの話に耳を傾けてくださる貴重な機会でした。
前半は折山さんの講習、途中から演奏を交えながらの3人の鼎談でした。個人的には、最近思っている即興に対する「疑い」と歌と「対峙」することをぶつけられたのが良かった。こういう講習会は、得てして一方的になりやすく、無難なものになりがちなので、最初からエンジン全開で話を切り出しましたが、折山さんの受け止める力、齋藤先生のまとめる力のおかげで、とても弾力のある対談になったように思います。最後には、講習を受けた方々からの忌憚なき質問もたくさん出てきたのも良かったです○

◾️音楽療法
月曜日は、佐賀の光風会病院での折山さんの音楽療法の現場に補助の立場で参加。午前中は、割と高齢のクライアントさんたちとのセッションで、僕は色んな楽器を持ち替えながら、自由に音を出しながら、音を紡いでいきました。午後のセッションは、病院のスタッフさんも一緒に参加されて、こちらも色んな楽器を演奏しながら、自由な立場で演奏しました。
どちらも音楽家として音楽療法というものにどう向き合っていくのかを問われるものでありましたが、普段の音楽との向き合い方となんら変わることなく参加できたことが大きな発見でした。セラピスト側とクライアント側を行き来することで「調整役」になったり、音を出す怖さを引き受けることで、その場の空気を作る仕事という意味では、音楽家の仕事でもありました。
また、病院という組織とどう付き合うのか、社会的な役割と責任についても考えさせられるものでした。個人的には、院長と直接コミュニケーションを取って、お互いの考え方をやり取りできたのも良かった○
帰る間際には、鹿児島から徳田さんも別件で来られてて、久しぶりにお会いできました。
この4日間は、とても充実した福岡滞在でした。音楽家の領域をどうやって広げていくのか、同時並行でプロジェクトが動き出した感もあり、どの企画も大切に育てていきたいと思います。f:id:naoyuki0730:20230322203016j:image