20200925|雨の余呉

木曜から京都に滞在しているのですが、今日は歌い手の木原鮎子さんとの音合わせのため、彼女の住まれている滋賀県の本当に北の方にある町 余呉へ行ってきました。

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京都から電車で1時間半くらい。関西の都市部から風景がガラリと変わっていくのを横目にしながら到着。ここには余呉湖という湖があり、雨の余呉湖はとても風情がありました。

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午前中の音合わせ場所は、『弥吉』という古民家。今はあまり使われていないようでしたが、実はここは先輩 谷川賢作さんとご縁が深いところで、ここで録音された音源もCDになったりしています。弥吉の持ち主さんも、鮎子さんに栗を渡しながら、谷川俊太郎さんと賢作さんの話をしてくれたりしました。歴史を感じたなぁ。

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弥吉には、アップライトピアノがありました。ぱっと触れた時に良い印象があって、古いけれど音はしっかりしたもの。とりあえずいつものように蓋を外しまくって、風通し。あゆこさんも置いてあるスピーカーにマイクを繋げられるのに、生声で。感性、素晴らし。雨の音も隙間からかなり聴こえてくるので、一緒にセッション。午前中は、ここでじっくり音合わせをしました。

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お昼を挟んで、午後はなんとホールで音合わせ。まさかホールで、しかもフルコンだったのでびっくりしてしまいましたが、ここでもあゆこさんは生声でした。しかも声量負けない所がもっとびっくり。

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肝心の音楽のやりとりは、同じ曲でも回を重ねるごとに深まっていったり、踏み込んだやり取りでお互いにつかんでいく感覚が、音合わせの充実さを物語ってました○。

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やはり人と音楽を作るのは楽しい😌。その上、音楽を作る上で空間の重要性がかなり身に染みました。ホールは言うまでもなく贅沢な空間ですが、弥吉のような空間もそれ以上に贅沢です。そしてどちらの場所でも音楽を奏でる豊かさに溢れていて、自然にも恵まれている余呉に住みながら、家族と音楽とその感性を磨いているあゆこさん。間違いなく音樂人として生きています。

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たくさんのものを頂きました。次回楽しみです🍵