20230613|うたの時間

先週末は、木原鮎子さんの指導する合唱グループのJoint Concertに、ピアノで参加してきました○

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◾️色んな人と音を重ねること
小学生に入るまでの子たちがいる「ひばり」、1番人数が多い「うたごえキッズ」、同世代くらいのメンバーで構成される「ココオト」、人生経験豊富な人たちが集まる「かえで」。その年齢幅は、なんと0歳〜86歳まで!しかも選曲はみんなの好きな世代のPOPSが中心なので、音にそれぞれのエネルギーや特徴があり、声の個性も違います。それをどうやって生かすのかが僕の仕事になります。個人的にも色んなスタイルを行ったり来たりしながら自由にピアノが弾ける楽しさがあり、音楽家としても色んな人と演奏できる経験ができて、とても楽しいです○

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◾️湿気と音場との闘い
今回は、滋賀・長浜駅の駅まちテラスの1階で、天井が3階まで吹き抜けの場所にあるストリートピアノを使ってでした。青いピアノが印象的なのですが、どの向きでピアノを鳴らすかによって聴こえ方がまるで違ったので、壮一郎さんたちと、ピアノの蓋を取ったり、位置を変えたりしながら、生音で音をより遠くに飛ばせて、よりお互いが聴こえるポイントを探しました。ピアノは持ち運びができない分、現場での音場作りが超重要なので、妥協せずにギリギリまでピアノが聴こえるいいポイントを探し続けました。本番では、人がたくさん入ったことで音が吸われたり、雨の湿気でピアノの鍵盤が濡れる程の環境になったため、難しさはかなりありましたが、出来るだけ最善を尽くしました○

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◾️合唱のピアノとうた
この合唱団はひとりひとりの声の個性がかなりあって、まとめてるのが鮎子さんなのもあり、かなり自由です。本来、合唱のピアノ伴奏は指揮者に合わせて楽譜通りに音像を作っていくのが役割です。もちろん楽譜通り&音源通り弾くことが正しい場面はそうしますが、音楽はいつもその通り弾けば良いというものではありません。
その場の空気とみんなの声色、エネルギーを感じ取りながら、引っ張ったり引っ張られたり、お互いの音を感じながら即興で音を紡いでいく時間が、まさに「うた」だなぁと思います。

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次回、鮎子さんとは7/8のhoshibune at MILLETにて、合唱団のみなさんとは7/23に一緒に演奏予定です!