20220610|鯖と鮎子さん、長浜と能楽堂

◆鮎子さんと久しぶりに音合わせ
2019年の木之本でのライブ以来、約2年半ぶりに歌い手 木原鮎子さんとの音合わせのため、滋賀県長浜市へ行ってきました。今年からユニットとして活動をするのですが、今年10月11月にかけてライブを予定しています。お互いにライブ音源をかなり聴き込んでいるのがわかっていたので、個人的に今日は「同じ道を通らないぞー」という意気込みで臨みました○

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◆中川能楽堂
リハーサル場所は、10月にお世話になる中川能楽堂さん。入り口は大きい素敵な民家なのですが、玄関をまたぐと一気に能楽の世界へ誘われます。廊下の先を進むとでーんと現れる能舞台。そして、舞台に置かれたアップライトピアノと生声、鮎子さんの10ヵ月の息子さんと一緒に音出し。能楽堂を管理されている野上さんもとても素敵な方。
能楽堂の音空間は独特で、舞台上と客席では音の流れが変わります。特に客席は畳なので音を吸収します。そのため、生音・マイクを通す声・通さない声・中音・外音の整理が非常に重要で、サウンドづくりの腕が試されます。

◆うたとピアノで
このユニットの音楽的チャレンジのひとつに、「うた」(歌・唄)と「し」(詞・詩)に等身大で付き合うこと、があります。今回の選曲にはオリジナルや様々なジャンルの曲を採り上げる予定で、歌詞のない曲から英語や日本語の詞だけでなく、原曲がインドネシア語や台湾語、ポルトガル語のものまであります。それらとどう向き合うのかが目下の課題です。その上で僕たちがどこまで自由に泳げるのか、そこが楽しみな所です。

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◆鯖そうめんと硝子の街、長浜
リハ後に、鮎子さんから長浜の名物「鯖そうめん」を教えてもらい食べてきました。長浜には、農家に嫁いだ娘のもとへ、娘を案じる親が焼鯖を届ける風習がある(あった?)そうで、その焼鯖とそうめんを一緒に炊き合わせて作る定番の郷土料理だそうです。
また、長浜は豊臣秀吉が造った城下町で、当時の南蛮文化との接点で注目された硝子細工を元銀行の洋館で販売している「黒壁スクエア」というガラス屋さんにも行ってきました。

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◆これからの予定
あゆこさんとのユニットは、10月2日(日)に兵庫県西宮市のフレンテホール、10月23日(日)に滋賀県長浜市の中川能楽堂、11月20日(日)に兵庫県神戸市の100BANホールにてライブが決まっています。いずれも14時からの開演で、お子様連れ大歓迎です○