Naoyuki Hiyoshi TRIO

『星、と、月、と、渡る鳥たち、と、』

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いよいよ来週に迫りました。僕がリーダーを務めるピアノトリオのライブ。ベースに僕が生まれたときよりプロ活動を始めた水谷浩章さん、そしてドラムには僕がその音に憧れ続けている芳垣安洋さん。お二人と演奏できるのがとっても夢のようです。

これまでリリースした2枚のCDからの曲や今回のライブのために書いた曲などを中心に演奏します。特に最近書いている曲はメロディーや和音は以前よりシンプルになっているのですが、音響やリズムが違う文脈で立ち上がるような意識で作っています。意図せずにここに来た感じです。

どうぞ、ぜひとも、この機会を。
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日程|2017年7月29日(土)
出演|日吉直行(piano) / 水谷浩章(bass) / 芳垣安洋(drums)
会場|池袋Apple Jump(東京都豊島区西池袋3-33-17東東部西池袋サンライトマンションB1)
時間|開場 19:00 開演 20:00 
料金|3000円(要オーダー)
予約|03-5950-0689(Apple Jump)/ naoyukihiyoshi0730@gmail.com(日吉)

Naoyuki Hiyoshi TRIO

『星、と、月、と、渡る鳥たち、と、』

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いよいよ来週に迫りました。僕がリーダーを務めるピアノトリオのライブ。ベースに僕が生まれたときよりプロ活動を始めた水谷浩章さん、そしてドラムには僕がその音に憧れ続けている芳垣安洋さん。お二人と演奏できるのがとっても夢のようです。

これまでリリースした2枚のCDからの曲や今回のライブのために書いた曲などを中心に演奏します。特に最近書いている曲はメロディーや和音は以前よりシンプルになっているのですが、音響やリズムが違う文脈で立ち上がるような意識で作っています。意図せずにここに来た感じです。

どうぞ、ぜひとも、この機会を。
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日程|2017年7月29日(土)
出演|日吉直行(piano) / 水谷浩章(bass) / 芳垣安洋(drums)
会場|池袋Apple Jump(東京都豊島区西池袋3-33-17東東部西池袋サンライトマンションB1)
時間|開場 19:00 開演 20:00 
料金|3000円(要オーダー)
予約|03-5950-0689(Apple Jump)/ naoyukihiyoshi0730@gmail.com(日吉)

先週日曜日は

日吉直行Quartet@Kobe BornFree でした。

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セットリスト
The Silent Night
月の映画館
Planta(Nobumasa Shiraishi)
Palhaço(Egberto Gismonti
Polyversal
Blinking
はばたき
月廻りの歌
Jóga(Björk
The Moon's A Harsh Mistress(Jimmy Webb)

基本は僕のオリジナル曲で、ベースの白石宣政さんの曲や当日朝書いた曲を初見でやったり、15分を超える演奏もあったりと、盛りだくさんでした〜。美智さんのトランペットは所謂ジャズのストレートアヘッドな音質ではなく水みたいに曲想によって変化するものでした。管楽器特有の圧力は全くなく、スーッとしてました。宣政さんのベースはアンプを通さず終始生音で。ドラムが入っても負けることなく、特殊奏法なども織り交ぜながらプレイしてくれました。伊波さんは3年ぶりでしたが、その時間は全く関係ないサウンドを作ってくれました。リズムがあっても無くても意味のあるグルーブを提示してくれます。そしてボーンフリーの音空間はとても素晴らしいです。大塚ママさんの感覚で作り上げたもの。ピアノも調律師の優子さんのもとでまた一段と良くなっていて、普段のライブからホールのグランドを弾いている気分になります。今後美智さんとはデュオを、トリオでは10/15に予定しています。また久しぶりの浅井さんとの鳥の曲しかやらないデュオやインプロを中心として精力的に活動されている熊本在住の宮崎さんとのデュオもボーンフリーで予定しています◎

Duo Live
日程|2017年9月22日(金)
出演|日吉直行(piano) / 浅井良将(sax)

日吉直行TRIO
日程|2017年10月15日(日)
出演|日吉直行(piano) / 白石宣政(bass) / 伊波大輔(drums)

Duo Live
日程|2017年11月11日(土)
出演|日吉直行(piano) / 宮崎真司(guitar)

このライブでは久しぶりにお会いする方が多くて、やっぱり顔を合わせてお話できるのはとても嬉しいなぁと。ご来場ありがとうございました!

神戸大学でリハーサル

今日(昨日)は、大学時代色々とお世話になった指揮者斉田先生と来週に一緒にお仕事をするためのリハーサルで母校の神戸大に数年ぶりに行きました。相変わらずお元気でしたが、音楽棟はきれいになってたなぁ。
指揮法の授業では自分が指揮が向いてないなと感じることが多かったけれど、今では斉田先生の指揮振りの意味がとても理解できて、演奏のニュアンスもリズムの共有も意識高くできた気がします。音楽の見え方が自分でも大きく変わったんだなぁと改めて認識。とても有意義な時間を過ごせました。

今日は京都にて

藤井美智さんと日曜のライブに向けてリハーサルをしました。一緒に音を出すのは初めてでしたが、たくさんコミュニケーションも取れて自然と音を出すことができました。言葉のリズムのお話とか音楽教育の話とか。
説明よりはまず音を出したり、じっくり曲の説明をしたり、のらりくらりと約三時間あっという間に終わりました。特にみちさんの音楽の掴み方が一音目でわかるくらい早かった。素晴らしい〜。ライブは日曜夜ですが、とてもいい化学反応になる気がしてます◎

 

◆日吉直行Quartet(兵庫・岡本)
日程|2017年7月16日(日)
出演|日吉直行(piano) / 藤井美智(trumpet, flugelhorn) / 白石宣政(bass) / 伊波大輔(drums)
会場|Born Free(神戸市東灘区岡本2-5-8)http://www.bornfree-kobe.com
時間|開場19:00 開演19:30
料金|予約¥2500 当日¥3000
予約|078-441-7796 / bornfreekobe@gmail.com(ボーンフリー)
https://www.facebook.com/events/1704525279850520/?ti=cl

16日のライブに向けて。

今日はサロンドアームにて、今後に向けてまずは、のぶまささんといはさんとトリオでサウンドづくりをしました。組み合わせとしては初ですが、個人的には終始音を重ねる喜びに満ちてました!自分の曲を演奏してもらえるのはとっても嬉しい。
今年のはじめくらいから、楽器の配置を変えてベースの生音を音場の中心に据えるようにしてみたところ、発音やレイヤーが違って聴こえるようになってきて、アンサンブルの音色の幅を意識しやすくなったなぁ、と感じました。難しさはあるけど、その方がピアノのダイナミクスが生きてくるし、何より全体のサウンドが生きてくる。
曲のリハーサルは集中して短めに、サウンドづくりはじっくりと充実のリハーサルでした◎

 

◆日吉直行Quartet(兵庫・岡本)
日程|2017年7月16日(日)
出演|日吉直行(piano) / 藤井美智(trumpet, flugelhorn) / 白石宣政(bass) / 伊波大輔(drums)
会場|Born Free(神戸市東灘区岡本2-5-8)
時間|開場19:00 開演19:30
料金|予約¥2500 当日¥3000
予約|078-441-7796 / bornfreekobe@gmail.com(ボーンフリー)
http://www.bornfree-kobe.com

今日は、ピアノソロライブ@サロンデアームでした。

王子公園は神戸で初めて住んだ場所でもあり、非常に思い出深い演奏会となりました。

改装後さらに快適になったサロンデアームを管理してる本田さんを始め、録音は五島さん、調律には優子さんに入っていただきました。ありがとうございました。

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特に優子さんとは時間が許す限り細かいところをコミュニケートして挑みました。ネジをどれだけ回すかによって全然感覚が違うし、グランドピアノに限らずアップライトピアノでも色々とやっていこうと思っています。改めてピアニストと調律師で作り上げていく研究感がとても有意義でした。

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僕の音楽を初めて聴く方も、いつもいろんな編成を聴いて下さる方にとっても、「初めての演奏」を聴いていただいた感じがして、最初並々ならぬ緊張感がありましたが、あっという間に2時間を超える演目になりました。
オリジナル曲とアレンジ曲と半々くらいでしたが、よりピアノプレイに特化した音楽に取り組める嬉しさと課題というのもたくさん発掘できました。

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ピアノソロプロジェクトは渡り鳥がテーマ。そのテーマ曲は16分の20拍子(4分の4拍子)、16分の14拍子(4分の2拍子)、4分の7拍子の組み合わせでできてる拍子やリズムに特徴のある曲ですが、作ったはいいものの難しいので、これからレコーディングまでいろんな場所でブラッシングしていきたいと思います。
一人だと身軽なので色々な場所で色々な企画を作っていきたいなと。次回は9月後半〜10月頭になる予定です。

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いよいよ明日です!

今回10分を超える新作を作りました。毎回ライブの軸になる曲が直前にできるという不思議。これから弾いていくのが楽しみです。今日はサロンドアームをお借りしてリハーサルを。本田さんのこれからやりたいことが尽きないらしく、話を聞くだけでも楽しい時間でした。明日は優子さんの調律も入り、五島さんの録音も入ります。宣伝の絵はノンさんがライブ中に書いてくれたドローイング。みんな研究熱心でシビアに歩みをやめない人たちです。ぜひともです〜!

Piano Solo(兵庫・王子公園)
日程|2017年6月18日(日)
出演|日吉直行(piano)
会場|Salon de ame(神戸市灘区篠原南町6丁目1-8)
時間|開場13:30 開演14:30
料金|予約¥2000 当日¥2500
予約|090-3922-6280 / airline0121@gmail.com(サロンドアーム)

ピアノと向き合う

今週末のピアノソロのライブに向けていろいろと準備を。

ピアノを弾いていると、もちろん「即興で弾く」という瞬発的・感覚的行為が多くなるけれど、「楽譜に書かれた音を弾く」という整理・理解の行為もあるので、その準備というか練習に熱が入ります。ピアノを始めた頃から楽譜通りに弾いたり弾かなかったりしていたので、先生にはイヤミを言われたこともあったけれど、あんまり怒られたことはなかった気がします。

ピアノは、タッチの感覚、ダイナミクスレンジ、ペダリング、視線、椅子の高さ、譜面台をどうするかなど、気を配るところが無数にあるのですが、苦労なくたくさんの音を鳴らすことができる装置のようなもので、とっても複雑な響きを作り出すことができます。内部奏法も使えばさらに装置っぽくなるんですけど、その研究も果てしない…。

また、ピアノの技術と音楽性は必ずしも一致するわけではなかったりします。ピアノはとても上手だけれど作った曲の完成度と嚙み合っていない人もいるし、むしろピアノを全く弾けない人のほうが素晴らしい曲を作る場合もたくさんあります。

まぁ自分の評価はよくわからないので腕を磨くのみですが、意図しないところでピアノのスタイル(即興とか)や音楽に対する考え方がすごく似ている人というのも存在します。

僕は学生のときは全然意識したことなかったけれど、「(作曲家の)野村誠さんの即興とすごく似ている」と言われたことがあって、今回野村さんの作品を初めて取り上げてみることにしました。まだ1度か2度しかお会いしてないですが、今はインドネシアで音楽活動をされているようで、奇しくもインドネシアに興味がある僕にとっては、とても注目する存在です。

また、インドネシア以外に注目していることは、ビョークと渡り鳥(またはアイスランドに行きたい)。ビョークは世界的にカヴァーされているけれど、ピアニストにとってはちょっと難しい。というのもメロディラインがピアノでは表現しにくいこと、エレクトロニカの要素はアコースティックのピアノでは表現しにくいこと。今後自分の中でもテーマになりそうな予感。渡り鳥は、僕の好きな音楽家たちはみんな鳥をモチーフに音楽を作っていることに気づき、たまたま「WATARIDORI」というフランス映画を見ていたことから興味を持ち始めました。有名どころではメシアンの作品とか、つい最近来日してたマリアシュナイダ―もバードウォッチングをしていて書いた曲があったり、パスコアールやモンポウなんかも鳥にまつわる曲を書いています。将棋の世界でひふみんと呼ばれている加藤一二三さんも渡り鳥に興味があるとか。そこからアイスランドにも渡り鳥がいるということが分かり、アイスランドに行きたい!という思いを込めて曲を書いてみました。

これまで作ってきたオリジナル曲もソロ用にアレンジが進み、ライブに向けて準備が整ってきました。僕の今の家には生のピアノが置いていないので、とある場所をお借りして練習しなければならなく、これは課題の一つでもあります。ここ数年は他のところに視点があったのですが、ソロでは「ピアノ」という楽器に対峙しなければならない、そして誰にも頼れない。まさにピアニストにとっては背水の陣で敵陣に切り込む覚悟です(大袈裟)。

Piano Solo(兵庫・王子公園)
日程|2017年6月18日(日)
出演|日吉直行(piano)
会場|Salon de ame(神戸市灘区篠原南町6丁目1-8)
時間|開場13:30 開演14:30
料金|予約¥2000 当日¥2500
予約|090-3922-6280 / airline0121@gmail.com(サロンドアーム)

昨日は牧さんと萬さんと小前さんのトリオを見に伊丹alwaysへ。

久しぶりに行きましたが内装いろいろ変わってた。
 
トリオの音楽、とっても良かったです。
牧さんと萬さんのプレイは何回か聞いてきましたけど、昨日改めてイメージできたのは、呼吸のタイミングでこちらが受け取る緊張感や想像力の多さかなと。基本はコール&レスポンスのインタープレイ上でやり取りされるから見えなくなる部分もあるけれど、その奥にある音楽の豊かさを感じました~すごかった。
小前さんの音は初めて聞きましたが、ダイナミクスの展開も自然だったし、なによりすごーい活気がありました。生き生きしてた。
 
僕自身の音楽の聴き方も変わり続けてますが、最近は特に「呼吸」に焦点を当てて聴いていて、リズムがある音楽だろうが無い音楽だろうが見え方がぐ~ンと広がった印象です。
目の前に派手に見える音楽のロジックよりも、その奥にある活気のある空気感、演奏家としてのプレイに向かう姿勢、その根底にある信念や想いが聴こえてくる音楽はとっても素晴らしいなと思います。