20220322|行ったり来たり

文章校正やアレンジの作業で, 夜に頭の回転スピードが上がり, どんどん夜更かし人間になっているこの頃. おまけに本まで読んでしまうと, 寝るのが朝になることもしばしば. そのせいか, 何となく午前中はアタマがぼーっとしているため, 家事やストレッチなどでゆっくりと身体を起こす.

お昼はスタジオに移動して練習と曲作り. 練習メニューは時間が無限にあれば幾らでもすることがあるのだけれど, 限られた時間の中なので, いつもの指のトレーニング, バッハ, ドビュッシー, 今日はモンポウも久しぶりに. 対位法やハーモニーの感覚を身体に入れる重要な時間.

後半は, ピアノと戯れる. 27日のライブに向けての曲作りも兼ねているので, アレンジや曲の断片をスケッチしながら, 耳とタッチを使いこなす練習をする. 練習とは言うものの, 無心に近い状態に近づける=アタマの回転スピードを落として弾きこなすことに意識を注力させる. そうすることで, 考えていることと身体の動きの歯車がだんだんと噛み合っていき, 回転スピードを自在に操れるようになってくる.

このロジックと感性の"行ったり来たり"の感覚を磨くことは, 音楽を学ぶときにもっと重視されて良いはずだし, 音楽理論の目線に偏りがちな「音楽の聴き方」にも良い影響を与えると思う.