20180714 duo
白石翠(vocal) 日吉直行(piano)
聴きに来てくださった方々、ありがとうございました。全16曲という何とも意欲的なライブでした。最初に出会ったときから絶対的な才能を感じてましたが、水谷さんには原田郁子さんを彷彿とさせると言われたり、周りからはビョークや羊毛とおはなを感じさせるとも言われる翠さん。フォームを解体するような即興と声の表現の創造力は翠さんしかできないことばかりでした。選曲に関しては、いろんな意識を込めました。ことばがあるvsことばがない、フォームvs即興、リズムがあるvsリズムがない、など歌という表現にはいろんな追求があります。今回はそこを追求しはじめるプロジェクトのはじまりになりました。いいスタートを切ったと思います◎
月廻りの歌(satoko / 日吉直行)
メトロポリタン美術館(大貫妙子)
明日ハ晴レカナ曇リカナ(武満徹)
あめ(クラムボン)
O Farol Que Nos Guia(エルメート・パスコアール)
ななつのこ(野口雨情 / 本居長世)
Naissance(François Morin)
Jóga(Björk)
Moon River(ジョニー・マーサー / ヘンリー・マンシーニ)
はばたき(日吉直行)
night cruising(フィッシュマンズ)
塀の上で(はちみつぱい)
青い闇をまっさかさまに落ちてゆく流れ星を知っている(原田郁子)
Mironga Gris(カルロス・アギーレ)
Drifter(キリンジ)
Owari no Kisetu(細野晴臣)
日曜は歌とピアノのライブ
夏になりました。先日は白石家にて、今週日曜のライブのリハ。
最近は響きや展開をその時のひらめきと耳の記憶で辿っていくようなリハをするのですが、楽譜を使わないのでとても密度のある音合わせができます。
歌をどう捉えるかは人によって結構分かれちゃうのですが、翠さんの王道なフォームと即興を行ったり来たりしながら変化させていく感性は僕が作りたい音楽に多いにリンクします。
フィッシュマンズや原田さんの曲なんかは即興にdependしつつ、フォームを揺らぐようにしたり。キリンジの意味深な歌詞には、意味深な演奏を。一方で大貫妙子さんの曲はコラージュみたいに切り貼りして、細野さんの曲なんかは割と真正面から向き合ってみたり。ビョークは宇宙なアレンジをしたり。とても楽しみなライブは明日のお昼です。スイカは関係ありません。
日付|2018年7月15日(日)
出演|白石翠(vocal) 日吉直行(piano)
会場|100BANホール(神戸市中央区江戸町100番地高砂ビル2F)
時間|open14:30 / start15:00
料金|¥2,000
予約・詳細|078-331-1728(100BAN STUDIO)
meisourecord@gmail.com(瞑奏録音)
http://100ban.jp/
7/2 Guli Guliとヨゾラ舎
先週末は大阪・京都へと。
京都は、久しぶりにヨゾラ舎へ。ノンさんの看板が目に付くこのお店には、2013年に制作したCD『into the Air』が置いてあります。amazon以外ではこのお店にしか置いていないのですけど、しっかり置いてくださって感謝しかありません~。店主もお元気そうで。次のアルバムもまた置きに来ますね。
大阪は、池田にあるGuli Guliさんへ。見慣れた街並みの中にいきなり現れる森の中にスタイリッシュなスペースがあるのですが、ここで12月15日にソロライブを企画しています。アップライトですが、鈴木優子さんの調律も入ることになっていて、この空間をどう使うかとても楽しみです。行ったら大体、お店にいる中川さんとおしゃべり。雑貨スペースには、大久保さんの木べらも販売されています。
7/15のライブのお知らせ
最近は曲を作ったりデモを作ったり制作をしています。さて、ライブのお知らせです。7/15に100BANホールにて、白石翠さんとデュオをします。
昨年くらいまでCanopu Ensembleという僕のアンサンブルで歌って頂いていましたが、産休・育児活動をきっかけにいったんお休みして、今年から活動をまた再開し始めました。彼女はいつも力が抜けていて、歌詞があってもなくても、歌も即興も、枠を超えてきてくれます。そんな翠さんとは1年以上ぶりなので、せっかくなら深くかつシンプルに取り組もうと言うことで、歌とピアノだけで。
曲目は、細野晴臣さん、大貫妙子さん、原田郁子さん、フィッシュマンズ、キリンジ、ビョーク、はちみつぱい、武満徹、エルメート・パスコアール、カルロス・アギーレ、童謡、オリジナルを取り上げる予定です。
また画伯でもあるので、今回のライブのイメージに合わせて、切り絵を作ってくれました!ぜひお聴き頂けたらと思います〜◎
日付|2018年7月15日(日)
出演|白石翠(vocal) 日吉直行(piano)
会場|100BANホール(神戸市中央区江戸町100番地高砂ビル2F)
時間|open14:30 / start15:00
料金|¥2,000
予約・詳細|078-331-1728(100BAN STUDIO)
meisourecord@gmail.com(瞑奏録音)
http://100ban.jp/
6/8 業は細部に宿る
昨日は松本から来ていた大久保さんのワークショップをコーヒーを飲みながら2時間くらいずっと見ていました。大久保さんなら20分位の工程らしいのですが、参加者は2時間で終わるか終わらないかくらいの難しい作業のようでした。特に出来上がる直前に、大久保さんがシュッシュッ…と削っていたのですが、そこに業が詰まっていて、ほんの数ミリ・数センチの「ズレ」がすべてを決めているのだなと間近で感じられ、僕らの世界でも同じ感覚があるので、身近にも感じることができました。
修子さんとも話し込んでしまいましたが、「新しいものを生み出している感覚はない」という言葉は印象に残りました。きっと伝統と革新の距離感は僕ら以上に敏感でしょうし、その過去との対話を通して自問自答したものを作品という形で共有することで、業が磨かれていくのだなと思いました。
5/16 レコーディングを終えて
16日は伊丹Alwaysを借りてのレコーディングでした。完全生音での1発録り。メンバーの演奏力、五島さんの録音技術、優子さんの調律技術があれば無駄な機器や修正など必要ない素敵な時間でした。
思えば、水谷さん&芳垣さんとのTrioを実現するぞと決めて、あっという間にその日が来ました。もちろん思い描いていた夢が実現したという興奮も大きいけど、一方でとっても落ち着いた穏やかな気持ちもあります。自分が成長した部分や課題も次のステージもはっきりみえている、そんなすっきりした気持ちです。この7年間くらい五島さんと優子さんとノンさんとチームのように活動してきて、やっとカタチになった瞬間を創り出せると思うと喜びしかありません。
レコーディングを終えて水谷さんと東京へ向かう車の中で6、7枚アルバムを通して聴きました。どれも良かった。音楽の道でよかったなと思う瞬間。
ヒーローたちとの演奏は明日もあります。東京では立ち上げた当初から演奏をしている関さんのApple Jumpにて。この日もライブレコーディングです。ぜひ、お聴きいただけたらと思います。
Naoyuki Hiyoshi TRIO
◆日程|2018年5月19日(土)
◆出演|日吉直行(piano) 水谷浩章(bass)芳垣安洋(drums)
◆会場|Apple Jump(東京都豊島区西池袋3-33-17東武西池袋サンライトマンションB1
http://applejump.net/
◆時間|open19:00 / start20:00
◆料金|前売¥3,000 当日¥3,500 *要1order
◆ご予約・お問合せ|meisourecord@gmail.com(瞑奏録音)
5/13 Naoyuki Hiyoshi TRIO
Blinking / foss / maboroshi / 水面鏡 / Polyversal / はばたき / minamo / 月の映画館 / 戦ぐ / Rondo
レジェンドたちとの興奮冷めやらぬライブでした。
リーダートリオとしてこれまで東京でしかできてなかったライブを関西で、しかも音環境やデザインも含めたチームとして1つのライブを無事に終えることができました。曲を作って演奏するタイプの音楽家としては全曲オリジナル曲のライブは当たり前なのですが、今回は新曲が半分近く(全部新曲みたいなもので、まとまるのがどうしても直前になってしまう…)。
というのもまだ立ち上げて1年経っていない中でそれぞれのコミュニケーションとここ1年で取り組んでいるソロピアノも含めた自分の即興感覚と作曲感覚を少しでも近づけるために、かなり苦心を重ねたライブでもありました。その甲斐あってか、今日は自分でも成長を感じ、そしてメンバーの力量もひしひしと感じながら、現在形の音楽をお届けできたかと思います。
ステージでの音場はまたすごくよくて、今までで一番よかった気がする。調律との相性もすごくモノにできた感があり、今日はやってよかったなぁと思いました。個人的にはここ6,7年の成果が出た感じで感無量です。次は今週水曜日にレコーディング、土曜日に東京・池袋のAppleJumpでレコーディングライブです!