20221101|ピアノと調律の先へ

今日は雨の中、たくさんの機材や装飾品とともにUmoreへ。主催側は目に見えない準備が山のようにあります。そんな今週日曜のライブに向けて、鈴木優子さんにピアノ調律をお願いしました。f:id:naoyuki0730:20221101170619j:image

以前からUmoreのピアノは優子さんの調律なのと、僕が1番弾いているピアノでもあるので、音色・ピッチ・タッチ・連動感・深さなどなど僕好みである上に、さらに状態良く仕立てて頂きました。今回は特にタッチの深さが増していて、さらに演奏の幅とアイデアが出せそうです○

優子さん曰く、アップライトではあるものの、カワイの上ランクでグランド仕様の構造とのこと。保持力もネジの止まり具合もよく、割と長期で調律していなかったにも関わらず、状態が良かったです。

ピアニストとしてはピアノがどんな状態であろうが、その時1番の解答を出すことを心掛けている一方で、調律師との対話を通じて高みを目指すことも同じ土俵で考えています。この両方の考えがお互いに影響し合い、磨かれることになります。

何を対話しているかは、その場面場面によって違いますが、ピアニストが調律を理解すること、調律師がピアノを理解すること、それぞれが成熟していくことがその先に在る音楽にとって間違いなくポジティブな方向に働きます。

ときに1人で磨き、ときにみんなで磨く。

この言葉は、僕の音楽の中にとても強く生きています。