20221026|hoshibune at 中川能舞台

先週末は、hoshibune DAY2 at 中川能舞台でした。
まずは、中川能舞台の野上さんをはじめ、関係者の皆さま、そしてたくさんの方にご乗船頂きありがとうございました!

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🚢 Sound Crew
星の歌い手 木原鮎子
冬のピアニスト 日吉直行
舞台装飾 山下麻里
描き手 kennel
録音 五島昭彦
PA 前田壮一郎
写真 伴智一
乗舟員 お聴きくださった皆さま

ほしぶねの行き先は能舞台でした。ここでしか出来ない作品を作るために、魅力的なコンサートにするために、たくさんのやり取りをしてきました。f:id:naoyuki0730:20221026210643j:image

◆それぞれの才能がひとつの舞台を作る
前日に、金沢から来た五島さんが壮一郎さんと一緒に音場の作りこみをして、音楽としてどう聴こえると魅力的なのか、僕らのやりやすさ、会場への音の配慮を丁寧にバランスとりながら仕立てていきました。僕の音をわかっている五島さんと鮎子さんの音をわかっている壮一郎さんのやり取りが面白くて、今回は流れに身を任せました。f:id:naoyuki0730:20221026210515j:image

舞台装飾では、前回から新たに100個の星たちが河を作りました。元々能舞台での装飾はしない方向だったのが、一転してすることになり、さらにパワーアップした状況になるとは予想していませんでした。もちろん場所への対応などクリアすべき項目も多くあり、重さに耐えられるかの実験などもしてきましたが、そもそも麻里さんが星を100個作ってくるとは思いも寄りませんでしたし、舞台装飾をすることが目的ではなく、hoshibuneの音世界と一致する装飾になること、その世界に引き込む仕掛けを作ることが今回のテーマでもあったので、頂いた感想からも、僕らの実感としても成功したライブだったように思います○f:id:naoyuki0730:20221026210521j:image

◆肯定感
今回鮎子さんと描いた音楽は、より積極的なものになった気がします。それは曲が身体に入ったり、ピアノが変わったり、声の調子が変わったり、些細な変化が影響していたように思いますが、その変化を"肯定"出来たことがいちばん良かったです。実はこの肯定感こそが即興にとって大事なことのひとつで、音を重ねたり違う道を行きながら音を紡いでいく時間が楽しくてしょうがなかったです。f:id:naoyuki0730:20221026210658j:imagef:id:naoyuki0730:20221026210622j:imagef:id:naoyuki0730:20221026210626j:image

◆みんなのほしぶね
みんなで星を作る作業も楽しくて、舞台が作られるまでの過程も楽しんでいるのが伝わってきます。特にフレンテホールではりおまる、中川能舞台は悠日ちゃんとあゆこさんの三兄弟がプロデューサーとして世界を作りました。そうした"こども"の存在もhoshibuneの重要な物語のひとつで、自分の手から独り立ちしてみんなのものになっていくような感覚さえ覚えました。f:id:naoyuki0730:20221026210531j:imagef:id:naoyuki0730:20221026210559j:image

写真は、親友の伴智一さん。まだラフ段階ですが、hoshibuneの世界観と能舞台の世界観を壊さずに、記録としても表現としても収めて下さいました。僕と鮎子さんの間に若干の距離があるように見えるのは、気のせいです。

ツアーとしては、あと2日です。ちなみに11/6は満席なのですが、キャンセルなどでお席が空くこともございますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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🌟 星舟ライブツアー2022
・11/6(日)the photograph Umore(京都・桂)※満席
・11/20(日)100BAN HALL(兵庫・神戸)
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