20200820|空気があつまる人たち

昨日は5ヶ月ぶりに滋賀の安田さんのお家へ。

安田さんは、滋賀を中心に学生の軽音楽文化を先頭に立って切り開き、今でもまるで開拓者のように広げているスーパー先生。ご自身でもピアニストとしてライブ活動したり、五島さんとはジャズスクール時代からの盟友(?)だったりします。5年くらい前に1回お会いしてたのが判明しましたが、お互いにその時の記憶を思い出せず、ずっとお会いしたかった方でした。先生の纏っている空気には自然に人と徳を集める力がある、そんな方です。

そんな安田さん宅にて、僕がずっとお会いしたいなぁと思っていた唄い手の木原鮎子さんとの対面も五島さんの引き合わせで実現しました。

鮎子さんはもともとジャズのフィールドで活動されているのですが、今は余呉に家族でお住まいで家を自由に改築したりしながら、子供たちからご年配の方まで幅広く接する音楽活動をされています。

話した瞬間から感じたのは、鮎子さん自身が話してくれた生い立ちや今の生活の中に音楽の感性を移動できる数少ない方で、ジャズの枠に留まらない大きな空気を纏っていることでした。

2曲ほど初顔合わせで音合わせを。素晴らしかったー。マイクを通さずに歌った彼女の声が話している時と同じ空気で、その純粋さと誤解の無さが大きな音楽を作っているんだなぁと演奏しながらしみじみ感じました。

今は色んな情勢で場所の制約や時間の制約などがあったりしますが、そんなものは小さなこと。ずっと温めていた音楽をこれから一緒に作っていこうと思います○

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先生のお家にあるスペースではこれまでに、谷川賢作さんと続木力さんのユニット パリャーソのライブがあったり、綾戸智恵さんのライブでは水谷浩章さんがベースを弾いたり、池長一美さんがドラムを叩いたりとたくさんのミュージシャンが出演してきました(壁にたくさんのサインがある)。

前回訪れたときは、3月あたまでまだピアノは無く、五島さんのでっかいスピーカーの設置を手伝ったんですが、なんと今回はオーバーホールされて帰ってきたニューヨークスタンウェイのピアノがありました。そもそも自宅にあるのがすごい。

五島さんは巨大なスピーカーの配線や設置をしてましたが、少し配線の位置を変えるだけで音が変化する繊細さと作り手や弾き手の感情の動きまで直に伝わってくる音の迫力が想像以上で、こんな環境で音楽に触れる日々はどんな感じなんだろうと思いを馳せたりしました。

また奥様も交えながら音楽の話をしたり、先生の息子さんも音楽をしているので、彼がライブでシャウトしてる動画を見たりピアノを弾いてくれたりしました。話し方もしっかりしていて頑固さもあるし、伸びしろしか無いなぁ。是非一緒に音楽の世界を作りましょう😁