20200401|ライブ配信を終えて

今日お昼は、お昼の盲導犬チャリティーコンサートの演奏でした(配信動画はこちら↓)。
https://www.facebook.com/100BanStudio/videos/513413192665837/

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先月はYouTubeの配信にチャレンジして、今日はFacebookでの配信に気軽にチャレンジしました。まずはこのような機会があることにただただ感謝、そして聴いてくださった方々ありがとうごさいました!

このチャレンジには、音楽の発信に関わってくださるみんなの発想と思いがあります。今回は李さん、五島さん、向井さん。少なくともアーティストだけではできないことである(でもアーティストが言わないと始まらないこともある)と痛感します。

音楽を取り巻く状況は変わりました。

今は、会場側・主催側・アーティスト側・イベントに関わる側・聴いてくださる側、どの立場にとっても、新たな表現の場や技術向上の場としての経験を積み重ねていくことができる貴重な時期と捉えています。無観客でのライブ、ネット配信でのライブ、オンラインレッスンなどが今は『当たり前』だと考え、僕みたいな個人レベルでもできるあらゆることをチャレンジしていこうと、音楽の可能性を探る寧ろいい機会だと、タッグを組んでいる録音技師の五島さんや瞑奏録音企画に携わってくださっている方たちとスピード感を持って日々を過ごしています。

特にピアノのような生音楽器を表現の主としている者にとって、通常ライブができない今ネット環境で音をやり取りすることになるですが、肝心の生音や空気感をどのように届けるのかが最大の課題になります(いい音とは何かという議論は置いておきます)。今回の配信もそこに対するチャレンジがありました。

また、iPhoneiPadYouTubeFacebookInstagramなどで配信する際の技術の課題もあったり、お金の生み出し方や資金の調達、宣伝の仕方など課題は山積みです。しかし、様々なサービスや技術の情報がある程度入ってくるようになり、組み合わせたり自分たちで進めたりしながら、ひとつずつフィットさせていこう、悩む暇があるくらいなら手を動かす、頭を動かす、そういったところでしょうか。

次の企画に向けて動いていますので、またお知らせします○

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以下は個人的な感覚についてです。

今日換気のために窓を開けていたのですが、雨降りということも相まってか、湿気によるピアノの状態変化、寒さや風による自分の身体変化がライブ中ずっとありました。後半にかけてカラダがずしーっと重くなっていく感じです。

また演者側には一番重要なことかもしれませんが、(ほぼ)無観客の状態での演奏は、どこに気持ちを置くのかが難しいということです。レコーディングと状況は変わらないし、カメラの意識もさほど変わらないと思いますが、こういう世の中の重たさをついつい考えてしまうことも影響しているのか、空気の違いを感じました。

今日の配信では、このあたりで戸惑っている演奏がご覧頂けます、。思考と感覚は、やっぱり身体を通して繋がっています。即興という行為はまさにその身体性そのものであると、改めて実感しました。また、この思考と感覚を磨くこと、自分の身体をよく分かること。まだまだ奥深すぎる。