〓| 2019冬ツアー 〜渡り鳥が見つめるは彗平線〜 まとめ②(2/3)|〓

"渡り鳥が見つめるは彗平線"

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このツアータイトルは、選書と文章を担当した福岡の坂口麻衣子さんが考えました。NYで出会って7年くらい、日本で4回くらいしか会っていなかった麻衣子さんに文章と選書を依頼したのは、アートへの"まなざしの温度感"が貴重な程近いと感じていたからです。正直言うと"直観"でしたが、そこを仕事にしているアーティストにとっては、その人選を"確信"にするのも企画づくりの1つです。

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本と人との関係をテーマにしている彼女にとって、今回のような企画での選書は初めてだったようですが、僕も自身の企画でここまでコアに携わって頂いたのは初めてで、今まで1人で抱えようとしていた部分を任せられたり、企画者とプレイヤー&リーダーとの両立はいつものことではあるけれどすごく大変なので、その精神的な支えにもなりました。

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長野から大学時代苦楽を共にした仁科くんに映像を、先月出会ったばかりであるけれどこれから一緒に企画をしていきたいと思っている山内くんを招待、そして弱冠高校3年生でありながら音楽を深く知っている逸材 葉月ちゃんにも関わってもらって、僕の音楽・企画を体験して頂いたのもかなり未来志向の刺激になりました。

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場所との関わりで言うと、京都のけいぶん社さんとはCDを置いていただいているものの初めての協力を、昨年からのお付き合いになるGULI GULIさんとはギャラリーと音楽の関わりについて、そして100BANスタジオさんとは音楽の場所と音楽以外のアートとの関わりについて。けいぶん社の鎌田くんともGULI GULIの中川さんとも100BANスタジオの李さんとも普段から深くコミュニケートして企画を打っています。時に企画の課題やアートの今後を憂うることもあるけれど、一緒に未来を考えるのが楽しくて、いつも長話になります(すみません)。

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僕の場合は音楽と共に、こうやって地域・世代を越えてアートの現場に風を通すことが、最大の企画目的で絶え間なく信じて企画していることでもあります。ひいてはそれが活動となり、シーンとなり、カルチャーに貢献するエネルギーになると今回の企画を通して確信しました。

時に一人でやって磨き、時に一緒に共有する。