根無し草世代

先週土曜日は、熊本からやってきた宮崎くんとのライブでした。今年4月に初めて出会ってからデュオもする機会があればと思っていたところ実現したライブで、前日まで東京でライブをしていた彼を神戸に迎えて、入り時間までお茶を。九州に住みながら東京や関西でもボーダー関係なく演奏活動をするスタイルは住んでいるところは違えども僕も同じ感覚を持っていて、お互い口では「適当」と言いながらもそれぞれそこに関しては結構アツい信念があり、それを信じてお互い音楽活動をしている気がします。将来の音楽活動についてもどういうキャリアを重ねていくかについても非常に近い感覚を持っているなぁと改めて思いました。違うって言うかもしれないけれど(笑)。f:id:naoyuki0730:20171113173123j:plain

ライブでは、1stセットがお互いのソロ演奏を、2ndにデュオ演奏をという構成。もともと彼のソロ演奏のファンなので今回どうしても組み込みたかったのと、彼の音からは未来の音が聞こえてくると思っているのでそこに挑みたいというのが今回の僕の狙い。サウンドチェック前のコミュニケーションも非常に効いた気もしますが、即興の捉え方、譜面の壊し方、ハーモニー感覚、リズムの感覚など、お互い言うことなく演奏中にコミュニケートしながら感じていくのがとても心地よかった。 

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もう一つ嬉しかったのは、ライブには高校の先輩の諏訪園さんも駆け付けてくれて、宮崎大学ジャズ研卒業の方とも交流ができました。関西で宮崎関係者と接する機会がかさいさんとこの前の外山さんぐらいと言ってもいいほどなので(笑)とっても嬉しいし、またこの宮崎大学ジャズ研の方の耳はとっても肥えているなぁと感じました。それもそのはずなんですが、水谷さんや外山さん、林さん、坂田さん、板橋さんなどそうそうたるメンバーとの交流が学生時代からある人たちで、日本でそういう環境を聞いたことが無いくらい羨ましい場所だったんだなぁと。結局朝の5時くらいまでアツすぎる話をしてお別れしましたが、こうやってぐるぐる繋がっていくんだなぁと。彼との出会いはまさに水谷さんなくては実現しなかったし、離れていた地元宮崎との距離が縮まっていく感じがしてならないです。ここに関しては結構悩んでいて、まだ答えを出さないというか出す気が無かったのですが、背中を押された気もする。来年は今年よりも演奏機会が増えるだろうし、身体的にも感覚的にもどんどんボーダーレス化していく気がするので、健康に気を付けながら切磋琢磨していきたい。やっぱり僕らは「根無し草世代」なんではなかろうか。

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セットリスト
1st Solo
1.Landscape and Goat(宮崎真司)
2.はばたき(日吉直行)
3.月を掘る犬(宮崎真司)
4.海のピエロ(日吉直行)

2nd Duo
1.Close, softly(宮崎真司)
2.Blinking(日吉直行)
3.Glass to see the world(宮崎真司)
4.月の映画館(日吉直行)
5.unravel(Björk

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