10/26ライブのお知らせ

日吉直行 ピアノ独奏会『燈火が灯る頃』@ バザールカフェ

秋になりつつある(まだ日中は暑いですが)この頃。あと1ヶ月も経つと秋が深まり冬が見え始める季節になります。その時期のソロピアノライブです。
完全なソロライブは昨年の冬以来なので、とても楽しみです!最近のピアノに向かう姿勢や表現する視線、感覚などを盛り込んだライブにしたいなと。

今回の場所は、京都で仕事があるときによく食べに来たり打ち合わせで訪れていた、今出川のバザールカフェ。ここはアメリカ式の教会として使用されたり、色々な企画をされたりしています。いい空気の場所なので、心地よい空間です。

チラシはナカガワ暢さん。今回は具体的なイメージというより、『燈火』というタイトルを広げてもらう形で作って頂きました。色の対比が印象的で、ある意味ノンさんらしくもあり、いい意味でノンさんらしくもないチラシに仕上がりました。このイラストのイメージにライブが引っ張られていく、そんな引力をもったチラシです◎

当日の調律は鈴木優子さん。今日は優子さんとの打ち合わせでもありました。優子さんの調律はピアニストにとっては、シビアな現実を突きつけられるときもあります。それ程彼女の調律技術は細かく鋭い。調律後のピアノが驚くべき変化を遂げたのを何度も目の当たりにしています。ありがたい事に一緒に仕事をできているおかげで、深いピアノタッチや調律とピアノが連動したハーモニー感覚などを磨けています。

彼女たちとの仕事も、もう何年目でしょうか。それぞれのキャリアで火が灯り始めたいま、信頼関係も含めた、その深まりを是非体験して頂きたいと思います。
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日吉直行 ピアノ独奏会『燈火が灯る頃』
@ Bazaar Cafe(京都・今出川

■出演
日吉直行(piano)

■会場
Bazaar Cafe(京都府京都市上京区岡松町258)
www.bazaarcafe.org

■詳細
日時|2019年10月26日(土)
時間|開場17:00 開演17:30
料金|予約2500円 当日3000円 学生1500円(小学生以下無料) *1drink付き

■ご予約・お問い合わせ
瞑奏録音
090-3416-6101
meisourecord@gmail.com

バザールカフェ
075-411-2379
kyoto.bazaarcafe@gmail.com
(火〜土曜日11:30〜17:30)

9月末は鹿児島へ

神戸へ戻ってきました。1泊2日の鹿児島、短いけどあっという間の充実した時間でした!

初日は、広島大学時代の若尾先生とご縁のあるミヤマコンセールの五代さんと楽しくおしゃべりしたり、鹿児島で少しずつ始めているレッスンを3件ほど。主にコード弾きをマスターして色んな曲を弾けるようになったり、即興演奏を体験したり弾いたりすることで、音楽を豊かに学んだり楽しんだりしてもらうことを目的にしてますが、クラシック演奏にも通じる形でしています。今回はコードがはじめての人もいたり、クラシックの連弾譜をいきなり初見で演奏してもらったり、作曲やアレンジをやりたいという珍しい方と倍音の話だけでレッスンが終わったりして、かなりバラエティーに富んでいました。学校の先生やピアノの先生、保育園の先生など様々な職業の方で、それぞれ合唱伴奏や学校指導に生かしてもらったり、保育園での伴奏などで実際に使いこなせるとこまでを目指しています。はじめは演奏を聴いて、自由に弾きたいという方からのオファーがあって始めたんですが、徐々に広がってきています。次回は中学生もいるようなので、どんな展開になるか非常に楽しみです◎

2日目は大隅半島の大崎町にある持留小学校へ。wifiの入らない山の中なのにきれいな校舎がポツンと。どうやら将来は高齢者施設になるのを見込んで建てられたとのこと。今後そういうところが増えていくのかな。
さて肝心の演奏は、もう3年近くになり信頼関係を築いてきている徳田さんとのリコーダーとピアノの演奏を、途中恒例のリコーダー紹介と校歌をモチーフにした即興ピアノソロをはさみつつ、みっちり。有名な曲や童謡・民謡などに即興で伴奏をつけていくスタイルなので、とくに最近は自由度がかなり上がり、二人の演奏もだいぶ高まってきました。続けて音楽の特別授業として徳田さんの合奏と合唱の授業指導のお手伝いをしてきました。全校生徒20名くらいの小さな学校でしたが、自分の意見をしっかり言える子もいれば、表現が苦手なシャイな子もいるので、型苦しくなく、演奏中におしゃべりしたり反応したりしてもいい雰囲気の中で、みんな最後まで集中力きらさずに興味を持って聴いて下さいました◎。ちなみに、ここの校長先生は延々と話ができるのではないかと思うくらい面白い名物先生でした。最後は、親子で交流のある島津さんとそれぞれのプロジェクトについて楽しくおしゃべり。こういうときに大概話が進みます。

神戸と鹿児島の交通の便がいいこともありますが、行き来をする中でコミュニケーションが積み重なり、まなざしと想いを共にする人とお仕事や交流ができることがとても嬉しいです!次の鹿児島訪問は11月アタマになります。今回お世話になった方々、そして次回お世話になる方々、どうぞよろしくお願いします😌

ドキュメンタリー番組の音楽

10/20に全国放送(深夜)される御嶽山にまつわるドキュメンタリー番組の音楽を担当することになりました。

f:id:naoyuki0730:20190911214102j:imageテレメンタリー」という各局のドキュメンタリー映像を集めた番組で、今回のディレクターは大学の同級生の仁科賢人くんです。彼の出身地である長野に大きくまたがる御嶽山の噴火により、58人死亡・行方不明者5人を出す災害となりました。あれから5年。御嶽山とその人々がどう関わりを続けてきたのか。取材を重ねてきた彼の視点で描くドキュメンタリー作品です。f:id:naoyuki0730:20190911214358j:image
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f:id:naoyuki0730:20190911214608j:imageタイトルの題字は、彼も僕も交流がある詩人のウチダゴウさん。そしてナレーションは、まだ正式には決まっていないですが、某有名俳優さんになる予定だそうです。f:id:naoyuki0730:20190911214627j:image
f:id:naoyuki0730:20190911214646j:imageその素材とイメージづくり&打ち合わせのため、昨日から御嶽山を訪れています。御嶽山が信仰の山であること、噴火や地震によって変わった地形、そして今日は実際に登って体感してきました。曇っていて視界が悪かったこともあり、8合目途中まででしたが、山のエネルギーとそのスケールの大きさに圧倒されてきました。

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f:id:naoyuki0730:20190911214224j:image今回の訪問でどういう音楽を作るか、イメージが高まりました。また、御嶽山のリアリティを体感できたことは、間違いなく作品作りのコアになります。彼の「人が関わる」作品作りに共感しているし、「前例がない」ことを仕掛ける精神は、お互いに大学からずっと変わっていないなぁ。それが創作の現場でできることが嬉しいですし、彼がいないと成立しない作品ですから、最大限のエネルギーとリスペクトを注ぎ込みたいと思っています。いい作品作りたいな!

【LIVEのおしらせ|9/13(金)Trio Live @ 100BANホール】

今週13日の金曜夜は、100BANホールにて、クラリネットとピベースとピアノのオリジナル曲中心のライブです。デュオで今年は演奏の機会の多かった孝紀さんに加えて、初共演の安ヵ川さんとの演奏になります。楽しみです!
そうそう、全然関係ないですが。13日の金曜といえば、ぎりぎりジェイソンを思い浮かべる世代です。
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◆9/13(金)Trio Live @ 100BANホール(兵庫・三宮)

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■出演
鈴木孝紀(clarinet) 安ヵ川大樹(bass) 日吉直行(piano)

■会場
100BANホール(神戸市中央区江戸町100番地高砂ビル2F)
http://100ban.jp/

■詳細
日程|2019年9月13日(金)
時間|開場19:00 開演19:30
料金|前売3000円 当日3500円

■ご予約・お問い合わせ
078-331-1728(100BANホール)
meisourecord@gmail.com(瞑奏録音)

【ライブのお知らせ|即興演奏 × ライブペインティング】

今月21日のお昼と夜に、ピアノとライブペインティングとギターの野外パフォーマンス&ライブをすることが決まりました!

日吉直行(ピアノ)、misa(ライブペインティング)、宮崎真司(ギター)の3人による音楽と絵のコラボレーション・グループで、ユニット名は『Spin Co-A Star』(スピンコースター)。それぞれが即興で表現し、ピアノ、ギターの楽器の演奏とその場でライブペインティングが行われます。このメンバーで今年の初夏に、配信音源『TRAJECTORY』を制作しました。

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基本的には「即興パフォーマンス」なのですが、3人それぞれにバックグラウンドの違う即興を表現していきます。当日初めて合わせるのですが、でもそれが行き当たりばったりの即興やセッションのようなお決まりのパターンではなく、サウンドテーマも表現テーマも共有しつつ、即興でありながら曲を演奏する&即興でありながら絵画を描いていく、音楽と絵のコラボレーション・ユニットです。

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9/14から11/10まで、『アート・プロジェクトKOBE 2019:TRANS-』というアートイベントが神戸で開催されるのですが(http://trans-kobe.jp/)、その関連イベントとして、神戸駅から徒歩1分の地下に降りて行った先にある広場 デュオドームにグランドピアノが設置されることになり、21日のお昼にその特設ステージで1時間弱のパフォーマンスをさせて頂くことになりました。野外で、しかも無料で見ていただける機会はなかなかありません。
https://www.facebook.com/kobemusicport/posts/716469422157352

そして今回はなんと、グランドピアノを生音で演奏します。ふつうこういう場所や企画では、PAを通した音でピアノの音が劣化して届いてしまうことが往々にしてあるのですが、生音を音楽表現としている者にとっては心置きなく演奏できますし、何より楽器の音そのものの力をじかに聴いていただけるのが嬉しいです。また小さな音を表現するときには、耳を澄ます空間が生まれたりするのではないかと期待もしています。

立て続けに21日夜には、三宮の100BANホールにて同じユニットのライブパフォーマンス&ライブ限定CD発売ライブを予定しています。こちらは2部構成になっており、お昼のパフォーマンスとはまた密度の違う表現を準備しています。特に100BANホールには普段演奏しなれている空間ですから、高いパフォーマンスができるのではないかとワクワクしています。

21日は3連休の初日でもあるので、色々なイベントが重なると思いますが、ふらっと遊びに来ていただいたり、是非ともアートを体感する日として活用していただけたらと思います◎

イベントページはこちら↓
https://www.facebook.com/events/414330706104315/
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◆9/21(土)『 アート・プロジェクトKOBE 2019:TRANS-』 @兵庫・神戸駅 デュオドーム特設ステージ
[出演] Spin Co-A Star|日吉直行(piano) misa(painting) 宮崎真司(guitar)
[会場] デュオこうべ デュオドーム|神戸駅徒歩1分
[時間] 13:30-14:30
[料金] 観覧無料
[お問い合わせ] meisourecord@gmail.com(瞑奏録音)

◆9/21(土) Spin Co-A Star『Trajectory』@兵庫・三宮 100BANホール
[出演] Spin Co-A Star|日吉直行(piano) misa(painting) 宮崎真司(guitar)
[会場] 100BANホール
神戸市中央区江戸町100番地高砂ビル2F
http://100ban.jp/
[時間] 開場17:30 / 開演18:00
[料金] 3000円
[お問い合わせ]
078-331-1728(100BANホール)
meisourecord@gmail.com(瞑奏録音)

【ライブのお知らせ~渡り鳥TRIO】

いよいよ今週末8/25(日)、東京・渋谷の公園通りクラシックスにて、日吉直行(piano) 水谷浩章(contrabass) 芳垣安洋(drums)のTRIOのライブが予定されています。

昨年の冬以来のライブですので、とても楽しみなのですが、今回はいろんな面で少し変化を感じています。
特に最近音を出す感覚をあまり言葉にできないところがあって、それは現在進行形の感覚を言葉にするのはなかなか難しいというのもありますが、自分の中に流れている音楽の変化というのが激しくなっているからでもあります。でも何とかもがきながら対話しながら、音や言葉にしていっているところで、こうやって文章を書いている間も自分の音楽と向き合う時間になっていることは間違いないです(だから長くなる)。

2017年夏に初めて演奏して以来、このTRIOのサウンドテーマは「美しさと破壊」。そしてサウンドアイコンは「渡り鳥」と決まっています。編成はピアノとベースとドラムというジャズによくあるフォーマットですが、ベースが水谷さんでドラムが芳垣さんのレジェンド二人ですから、出てくる音楽は未来に向けて常に動いている。前回のライブで、大学時代の音楽史の先生であり評論家でもある大田先生は、このTRIOをこう評価してくださいました↓

 

破壊の要素が暴力的でない美しさを持って響き合う。
アンビエントではない確かな熱量と主張を持ち、
美しき世界と破壊を見つめる、それぞれの渡り鳥の「視点」と「想い」。

 

そう、渡り鳥の音楽を作りたい訳ではないのです。
渡り鳥はアイコンでしかなく、その先にある美しき世界と破壊にまなざしを向けています。
そして今回は、このとき見えていた視点(=音点)が移り変わっていく、まさにそんなラインナップになりそうです。

今回も金田式録音をはじめとする録音研究に日々励み、一緒に作品を作り上げるお仕事仲間でもある録音技術者 五島昭彦氏にライブレコーディングをしていただきます。間近で生きた音を感じれる機会ですし、ジャンルに寄りかからない音楽とその力をぜひ体感していただきたいです◎
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2019年8月25日(日)
Naoyuki Hiyoshi TRIO
@東京・渋谷 公園通りクラシックス
地球を舞台にその歌声を奏でる『渡り鳥』をモチーフに、「美しさ」と「破壊」が同期する音像を描き出す!

■出演者
日吉直行(piano) 水谷浩章(bass) 芳垣安洋(drums)

■ライブ詳細
時間|開場19:00 開演19:30
料金|予約3,000円 当日3,500円
会場|公園通りクラシックス(東京都渋谷区宇田川町19-5東京山手教会B1F)
WEB|http://koendoriclassics.com/

■御予約・お問い合わせ
03-6310-8871(公園通りクラシックス)
meisourecord@gmail.com(瞑奏録音)

■企画・製作
Meisou Record|瞑奏録音

■動画
Naoyuki Hiyoshi TRIO - Polyversal(LIVE)

Naoyuki Hiyoshi TRIO - Blinking(LIVE)

Naoyuki Hiyoshi TRIO - Maboroshi(LIVE)

世代間に吹き抜ける風とReflection。

ここ数日は打ち合わせDAYでした。
金曜は、同志社大の上野先生と音プロジェクトについて打ち合わせ。先日録音した龍村さんの工房の織物の音から実際の制作へ。同時に音の未来についての話も。いまの音楽シーンはホントに限界が来たのか?この場合のシーンとは音楽そのものではなくて、音楽を成り立たせるメディアや売り方についての方。これについては別項目で取り上げてみたいと思います。

土曜はイラストレーター ナカガワ暢さんとチラシについて打ち合わせ。渡り鳥の話をするときは決まってことりカフェへ。ノンさんにイメージを伝えつつ、ノンさん自身もそれにアイデアを乗せて応えてくださる、いつもながら有意義なやり取りになりました◎。12月アタマにTRIOのツアーが決まっているのですが、ツアー中の企画でついにというか大胆にというかとても楽しみな仕掛けを準備しています。これに関しても後日公表します。

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本日日曜は、思いがけず大田先生とバタリ。謎のお茶をするという展開に。大学時代の先生の切れ味しか感じない思考スピードが非常に印象的なのですが、歩いて話していてもコーヒーを飲みながら話していても、変わらない大田先生の芯の強さとしなやかさに、今なら「遅れずについていけるな」と感じたやり取りでもありました。世代間に吹き抜ける風とReflection。がんばります!

【瞑奏録音 / Meisou Record】

僕の個人企画レーベル 瞑奏録音 / Meisou Record を立ち上げました。

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昨年から試験的に始動してはいたのですが、最近特に音楽に対する考えが整理されてきて、色んな視点や議論を様々な対話を通して発信していく必要を感じており、その窓口として本格的に動かしていきます。
ページは以前一度作ったのですが、設定ミスで作り変えましたので、改めてよろしくお願いいたします!
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瞑奏
Meisou

目を瞑る、耳を澄ます、そして音を奏でる。
Meditating, listening, and playing.
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You Tubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCZYpjTh_KeHrC2c9L1KeEIw

【Fecebookページ】
https://www.facebook.com/%E7%9E%91%E5%A5%8F%E9%8C%B2%E9%9F%B3-Meisou-Record-428296957778906/

【Spin Co-a Star / 音源配信】

いろんな分野の方とのいろんな形の「対話」をする企画として、『Spin Co-a Star(スピンコースター)』というプロジェクトを立ち上げました!
僕の音楽活動のテーマでもある「これからの音楽の在り方」を考える企画として、様々な分野の方との作品作りや対談、文章などを発表していきます。その一つとして、かねてから音と感覚を共有できるアートやメディアとの対話を考えていて、今回はその第1弾。

昨年秋に、非常に現代的な進んだハーモニーと即興演奏で音世界を表現する熊本在住の宮崎真司(guitar)くんと100番ホールでレコーディングをしました。その音源のジャケットに、昨年冬に知り合い、即興的感性と切れ味の鋭い霊感を持ちながら、大阪での個展やライブペインティングでその世界を表現してきたmisa(painting)さんに参加していただき、3人によるコラボレーション・コンセプト・アルバム『TRAJECTORY』をこの春制作しました。

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その音源が本日7/1よりApple Music、Spotifyなど各音源配信サイトよりダウンロードできます。特にハイレゾ音源は、タイムマシンレコードの五島昭彦さんの日々進化する録音技術が収められているので、必聴です。

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今回の楽曲には、楽譜はありません。モチーフを共有したとこからスタートしたり、キー(調)を指定しただけの曲だったり、即興と作曲を同時にしているような感覚で、やり直し&編集なしの一発録りのレコーディング音源になっています。ジャケットは音を聴いて描いて頂いたのですが、misaさんが扱う藍由来の植物性な色味と抽象と具象の境目を行き来するような世界も相まって、その圧倒的な存在感での仕上がりになりました。

また、9月21日(土)には、ミニCD発売とピアノとギターと絵画による演奏とライブペインティングのパフォーマンスを予定していますので、詳細をまたアップしたいと思います。
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『TRAJECTORY』
【Spin Co-a Star(スピンコースター) / 日吉直行 + misa + 宮崎真司】

意思を持って自転する星たちはまるで回転するコースター(Spin Coaster)のよう。

時間と空間の行き来、音と色の交換、improvisationとcompositionの狭間。

ピアノとギターによる音の紡ぎは、作曲されたかの様な即興の音となり、その欠片を集めて星を作るように、どこか神聖な雰囲気を携えながら、その音像を描き出す。

[曲目]
1. Trajectory
2. Kizahashi
3. WHERE is SHE?
4. lamp
5. who on earth
6. A PLACE WHERE HE LIVES

piano - 日吉直行 / Naoyuki Hiyoshi
guitar - 宮崎真司 / Shinji Miyazaki
jacket - misa
recording - 五島昭彦 / Akihiko Goto
2018.10.28. 100BANホールにて録音

©Meisou Record 2019|瞑奏録音

6/14-16は鹿児島で

もう一週間以上前になるのですが。6/14から2泊3日で鹿児島へ行って参りました。今回もTOKUDA企画の徳田さんとのピアノとリコーダーのデュオでライブ、学校公演と弾丸でした。

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ライブは思ったよりも子供が多くて。しかも、みんなピアノで「ジャズを弾きたい」と言っているという…みんな早いなぁ〜。僕は特にジャズマンというわけじゃないけど、フォーマットや演奏中のコミュニケーションでジャズのバックグラウンドを必要とすることが多いので、「即興」という枠の中でジャズの強さを感じるのも事実。でもそうじゃない即興もたくさん知ってもらう必要も覚悟もあるので、今回はお話と言うよりも演奏でそれを強く語った気がします。

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学校公演では、PTAの集まりの一環だったので、体育館いっぱいに保護者や地域の方も集まって下さいました。そんな中、校歌の即興演奏をしたりリコーダーの話を交えながら70分みっちりと演奏。f:id:naoyuki0730:20190707215031j:image

今回個人的に課題としてたのは、ピアノの蓋を全開で、音量差のあるリコーダーとどう音量感やダイナミクスをコントロールするか。クラリネットのときもそうなんですが、全体のサウンドを俯瞰しつつ、いかに即興の強度を落とさないか。特に演奏中ゾーンに入るとそんなこと忘れがちになっちゃうので…。意識を飛ばすくらいアツくなりつつ、どこか冷静に保っておく。そこの境地は難しいですー。

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久しぶりにお会いした吉田さんや島津さん、ホルン奏者 泊さんもお元気そうで◎。みなさん、次の企画を是非画策していきましょう^_^f:id:naoyuki0730:20190707215146j:image
そうそう、ライブに来てくださった中で打ち上げにも残ってくださったスコットランド出身のGlennさんと奥さんのしほさん。お二人とも空気の良い方で、話が盛り上がりました。Glennさんはギターを弾いたり曲を作ったりするそうで。そんな彼の世界観で写真を撮っていただいたのは嬉しい限りです!