6/8 業は細部に宿る

昨日は松本から来ていた大久保さんのワークショップをコーヒーを飲みながら2時間くらいずっと見ていました。大久保さんなら20分位の工程らしいのですが、参加者は2時間で終わるか終わらないかくらいの難しい作業のようでした。特に出来上がる直前に、大久保さんがシュッシュッ…と削っていたのですが、そこに業が詰まっていて、ほんの数ミリ・数センチの「ズレ」がすべてを決めているのだなと間近で感じられ、僕らの世界でも同じ感覚があるので、身近にも感じることができました。
修子さんとも話し込んでしまいましたが、「新しいものを生み出している感覚はない」という言葉は印象に残りました。きっと伝統と革新の距離感は僕ら以上に敏感でしょうし、その過去との対話を通して自問自答したものを作品という形で共有することで、業が磨かれていくのだなと思いました。

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