10/2 Live in Born Free

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piano日吉直行 voice谷向柚美 contrabass甲斐正樹


甲斐さんとは夏以来、谷向さんとは初共演。最初この組み合わせでのライブはどうなるか想像つかなかったのですが、ライブを終えてみるととても有意義なライブでした。甲斐さんとは実は10年くらい前にお会いするチャンスを逃していたのですが、ノルウェーに行ったり帰ってきたりする中で連絡を取ったりするなど親交があり、共演は何回かありましたが今回のような2stageのライブをするのは初めてでした。谷向さんは、オリジナルやインプロなど活動範囲が興味深くて、でも名古屋と関西という場所柄なかなか共演機会がなく、今回やっと実現しました。

1stセットは、最近書いているシリーズ「まばたき」「はばたき」「まぼろし」に続く「ハカナキコトバトマタタキノヨル」という40分の曲を演奏しました。この曲は8つの場面に分かれていて、テーマや言葉をモチーフに即興演奏しながら演奏していきます。1曲演奏するのに40分程度。今まで作ったことのないタイプの曲で、40分演奏し続けるのにかなりの集中力を使いましたが、新たな挑戦ができました。谷向さんのvoiceは思っていたイメージよりもかなり柔軟で、インプロと曲を行き来する感覚を持っているのも非常にやりやすかったです。甲斐さんにはあまり説明をしないことが多いのですが、音楽を組してもらってその上で楽器を弾いてもらっている感じがとても心地よくて、これからも深めていきたいところです。

9/25 fabre's fable ~四国音泉ツアー4日目~ Fox English

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piano日吉直行 vocal白石翠 bass白石宣政 drums白石美徳

ツアー最終日は、姫路・Fox English。
ここは英会話教室で、スタイリッシュなデザインと外国の空気が流れている空間で、とっても落ち着きました。写真からも分かるように、ステージとして使わしてもらったスペースに、どーんと木が。オーナーというかこの教室の長のティムの熱いコメントもあり、演奏もアツくなってついつい長くなってしまいました…。
このライブでは、毎回演奏してきた「Naissance」や姫路でしか演奏しなかったBjörkの「Jóga」などが美徳さんからのアプローチによって変わった部分もありましたし、このツアー全体では特に宣政さん作曲の「Planta」「Echo」の2曲が毎日のように変化し、題名と空間がリンクするような4日間でした。姫路界隈のいつもの面白い人たちともお会いできて、今日で終わるのかぁとしみじみした気持ちにもなりました。

9/24 fabre's fable ~四国音泉ツアー3日目~ 花杏子

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piano日吉直行 vocal白石翠 bass白石宣政 drums白石美徳

ツアー3日目は翠さんの地元、徳島・花杏子。
ここはギャラリーというよりはレストランで、高い天井にグランドピアノがあり、山の上のとても雰囲気のある場所でした。植物に囲まれながらエコーが常にかかったような音響の中演奏するという、まさにこのツアーにぴったりの会場。その分難しさもありましたが、演奏は相変わらず好調。以前徳島にお邪魔したときにお会いした皆さんとも再会できて、とてもうれしい一日となりました。

9/23 fable's fable ~四国音泉ツアー2日目~ 蛸蔵

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piano日吉直行 vocal白石翠 bass白石宣政 drums白石美徳 作家 古川ひろみ

ツアー2日目は宣政さんの地元、高知・蛸蔵。
ここは、アートスペースとして劇団などが使ったり色々な使い方をされているようで、場所から受けるイメージがとてもありました。高知のクラフト作家でもあり音楽家でもある古川ひろみさんの展示も一緒に行われました。fabre's fableの動物や昆虫、自然といったテーマと古川さんの動物をモチーフとした作品のリンクが一番の見せ所で、今回だけで終わらせるのがもったいないくらいとても良い空間になりました。古川さんとはこれからコラボ企画などもどんどんできていったらいいなと思います。

9/22 fabre's fable ~四国音泉ツアー1日目~ そらしと珈琲

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piano日吉直行 vocal白石翠 bass白石宣政 drums白石美徳

fabre's fable(ファブレズ・ファーブル)とは「ファーブルのお伽話」という意味のユニットで、フランス語+英語の造語です。今回は白石3のゆかりの地でもある四国をめぐるツアーで、このツアーに向けてのCDを作ったりHPを作ったり、いろいろと準備をしてきました。その初日は、愛媛・松山のそらしと珈琲さんにて。翠さんの中学のときの同級生がマスターであるということで、非常にイケメンでおしゃれなお店でした。お昼の部と夕方の部ともに客層が全く違い、白石3ご親戚の方々やそらしと珈琲さんのお店の力もあってほぼ満席に(すごい)。セットリストも盛りだくさんで1部と2部の内容を少しずつ変えながら構成。夕方の部では美徳さんのウズベキスタンの楽器や小物などをすべて使ったイントロから始まる曲なども登場。ツアー初日としてはとてもいい出だしとなりました。

9/17 CANOPU ENSEMBLE in カントコトロ

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piano日吉直行 vocal白石翠 bass白石宣政 percussionユカポン

CANOPU ENSEMBLE(カノープ・アンサンブル)とは、星や月など「宇宙」をテーマにした曲を中心に演奏するユニットで、星の名前のCanopus(カノープス)とドビュッシー作曲のCanope(エジブトの骨壺)という曲に由来しています。場所は、神戸・舞子のまだできて間もないお店「カントコトロ」さんにて。今回は東京からユカポンがやってきまして、初めて4人編成で演奏しました。これまで割といろんな楽器の編成だったので、シンプルな編成になったおかげもあってか音にスペースが生まれて、表現がぐっと高まりました。

翠さんはこのCANOPU ENSEMBLEでは一番鍵となる「声」の担当で、僕がずっと求めていた歌詞を歌うvocalの役割と声を楽器のように扱うvoiceの2つの要素を高い次元で行き来できる音楽家です。育児活動と音楽活動を両立しながら、ライブを重ねるたびに良くなっていて、このライブでは過去最高といってもいいくらいのプレイでした。
宣政さんはこのユニットではベースを弾いていますが、作曲とピアノも高いレベルで表現してきた音楽家なので、僕の数あるユニットの中でもダントツに近いくらい曲の理解が速く、安心していつも演奏させてもらっています。
ユカポンは最近MCも僕と同じくらい担当してもらっていて、しかもリズム隊との相性が結構限られてくるユニットなので、非常に頼りになる存在です。今回のライブでは特にシンバルの音色と小物楽器のチョイスが冴え渡っていて、東京で揉まれているんだなぁ…
まとめると、非常に素晴らしいライブとなりました。